こんにちは。
C-I Baseballの1期生の北山達也です。
今回はサポートメンバーからの投稿となります。
はじめに
私は日頃は整形外科病院に勤務しており外来診療において投球障害の選手を治療しています。
その中で腱板機能が低下している選手を多く経験します。
その低下している腱板機能を改善するにあたり、局所だけでなく全身から捉えることで改善することも経験します。
そこで前回は「腱板機能を全身から捉える」という内容でnoteを書かせてもらいました。
まだご覧になってない方はこちらからご覧ください。
また腱板の局所機能を改善する方法はこちらのnoteをご覧ください。
今回のnoteでは「腱板機能を全身から捉える」ことに対しての介入方法を中心に紹介していきたいと思います。
立位と座位での腱板機能評価
前回のnoteでも紹介しましたが、「腱板機能を全身から捉える」ためには、まず立位と座位で腱板機能を比較することが必須であると考えています。
臨床上、立位と座位で腱板機能が異なることはしばしば経験します。
この評価を実施することで、「下肢機能が腱板機能へ影響を与えているか」をスクリーニングすることができます。

当然実際の野球動作は立位姿勢で行われるため、仮に腱板エクササイズをたくさん行ったとしても下肢機能の低下によって腱板機能が低下していた場合は、実際の野球動作でなかなか出力が改善してこないということが予測されます。
そのため下肢機能が腱板機能へ影響を与えていた場合は、速やかに改善する必要があると考えます。
ただし、座位で腱板機能が正常、立位で腱板機能が低下していた場合のみであり、座位と立位で両肢位とも腱板機能が同程度低下していた場合は局所機能を優先するべきだと考えています。
今回は全身から腱板機能を見る際の下肢機能と腱板機能の関連について、そしてそのあとに体幹機能と腱板機能の関連に着目して紹介していきます。
まずは以下のフローチャートに沿って、下肢機能が腱板機能へ影響を与えている場合について紹介していきます。
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