いつもマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。
C-I Baseballの佐藤康です。
C-I Baseballでは、
・トレーナー育成
・野球現場でのトレーニング指導
・野球の臨床専門領域での教育
・ジュニア世代を対象としたアカデミー事業
を行っております。

トレーニング領域では、野球に特化し、Medical・Physical・Skillの分野を理解した理学療法士が監修したトレーニング内容を実際に現場で指導できる人材育成を目指しています。
小中学生を対象とした少人数制でのアカデミーでは、運動機能・成長発達に合わせた野球の競技に共通して求められる要素を中心に構成し、「野球特化型トレーニング」を提供しています。
アカデミー発足1年目である2024年は、
・基礎運動
・スローイング
・スイング
・スピードアジリティ
の4つのコースを3か月クールで進め、
各回ごとのフィジカルチェックを開催してきました。

特に、成長の個人差・個体差の大きい小学生のパフォーマンスデータは、今日報告されているものも少なく、その基準づくりの1歩としても進めていきたいと考えており、活動をしています。
BAXIS-野球の軸を鍛える-

まず、はじめに
2025年より、当アカデミーのネーミングを「BAXIS」(ベクシス)といたしました。私たちの活動や形がこの名前の由来に込められております。

B:Baseball(野球の)
AXIS:軸(C-I Baseballが目指す)
そしてXには”無限の可能性”をもつ選手の意が含まれています。
これらのワードを統合し、
「野球の軸を鍛え可能性を広げる」
ことが私たちが目指す思いです。
私たちが目指す“軸”というのは
アカデミーのコンセプトにもある
「基礎的な運動能力を向上する」
ことにあります。
つまり、基本動作を構築し、身体の土台となる機能・基礎運動能力の向上を図ることがねらいにあります。

子供のうちから、ひとつの競技だけに特化した運動経験により、上のスライドにある”ピラミッド”の最上位にある「スキル」に偏ったパターンが多いといわれております。
競技技能を高める練習が優先されるのはもちろん大事なことですが、その根底にある運動要素が低い選手も実際に多くいることが現状です。
神経発達の著しい時期にスキルの土台となるさまざまな基礎運動能力を高める環境づくりの必要性を感じております。
私たちは、一般的な野球のアカデミーにあるような、スキルの指導ではなく、運動の土台となる部分を強化し、競技パフォーマンスに繋げることを目標としています。
Academy Training
C-I Baseballでは2024年1月C-I Baseball Academyの運営をスタートしました。
対象は野球チームに所属する小学5〜6年生・中学生とし、野球に必要な身体の基礎の構築を目的としたトレーニングを毎週1回提供しています。
下記の記事では、当アカデミープロジェクトの経緯などをご紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
U-12コース‐小学生‐
小学生クラスでは、
現在、小学3年生から6年生までの選手が参加しております。
小学生クラスでは、主に「基礎運動能力」に
フォーカスした内容を構成しています。

発達学的にも成長期における動作の習得には高校生や大人と比較し、基礎的な運動要素の経験が競技専門的な動きの習熟に密接にかかわっています。
すなわち、育成年代における取り組みとして、
基礎運動の構築・獲得の重要性が高いといえます。
様々な運動経験をすることが身体操作性、動きの自由度を高め、技術向上に繋げて行くことを目的にしています。

今回は、スピードアジリティコースの一例をご紹介していきます。
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