パワーハウス構成筋のエクササイズ‐Part2【トレーナーマニュアルvol.212】

C−I Baseball2期生の戸高です。
今回の配信はサポートメンバーシリーズとなります。

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私が配信する内容としては「ピラティス【pilates】」というメソッドが1つのツールとして投球障害の治療、予防、パフォーマンスの向上にどう活かしていくかに焦点をあてて、配信させていただいております!

はじめに

前回の記事ではパワーハウス構成筋の横隔膜と腹横筋についてエクササイズを紹介しました。
今回は多裂筋と骨盤底筋群について紹介したいと思います。

(前回の復習)腹腔内圧とは

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腹腔内圧とは、横隔膜の下で主に消化器などの内臓が集まる空間でその内部にかかる圧力のことをいいます。
姿勢をキープするためにはこの腹腔内圧を意識することは重要だと考えられます。

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よく、腹圧といいますが、それはなにか、どこのことを指すのかというと、
横隔膜の下で主に消化器などの内臓が集まる空間でその内部にかかる圧力のことを腹腔内圧といいます。よくお腹の中の圧力と言われていますが、正確にはこのようになります。

腹腔内圧を構成している筋肉には
・横隔膜【diaphragm】
・骨盤底筋群【pelvic floor muscles】
・腹横筋【transversus abdominis】
・多裂筋【multifidus muscle】

今回はこれらの筋肉の解剖とエクササイズを紹介したいと思います。

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腹圧が高まる流れとしては、吸気により横隔膜が下降することで腹横筋、骨盤底筋群の遠心性収縮が起こり、腹圧が上昇し、上昇することで腰椎に伸展トルクがかかり脊柱の剛性が高まります。
よって脊柱の安定性が獲得されるということです。

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【2025年7月版】 AIを活用した投球動作解析の現在地【トレーナーマニュアルvol.210】

C-I Baseball 3期生メンバーの三好航平です.

いつもC-I Baseball「トレーナーマガジン」をご購読いただきありがとうございます.

さて,本日の私の担当記事ですが,タイトルにもある通り「AIを活用した投球動作解析の現在地」について2025年7月現在の情報を整理してお伝えできればと思っています.

1.はじめに

1.1 野球×AI革命の流れ

従来,投球動作を詳細に可視化するには数千万円弱のマーカー式モーションキャプチャーやハイスピードカメラが必要でした.ところが近年はAIの進化により,スマートフォンやクラウドAIさえあれば,実験室並みの3D解析が臨床やグラウンドでできる時代に突入しています.また,テレビ中継の映像から動作解析が可能になる技術が生まれるなど,「映像・動画から3次元動作解析」という流れは加速しているように感じます.

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