学童野球のスパイクとアップシューズの選び方『2』

いつもC-I Baseball「トレーナーマガジン」をご購読いただき、誠にありがとうございます。CIB足部担当の須藤です。

シューズは成長期の子どもにとって大事な道具の一つです。足に合うシューズを選べると足の痛みを予防し足の動きを良くすることができます。

学童野球のスパイクやアップシューズは同じように見えて種類や形状は異なります。
今回のnoteも学童野球のスパイク、アップシューズの選び方のポイントをご紹介いたします。

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■はじめに

学童野球では競技力より足の成長保護を最優先します。

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サイズ、軽量性、クッション性を重視し、金具スパイクは原則禁止です。
適切なスパイク選びは長期的な競技継続の基盤となります。

|スパイクサイズ選びが最重要である理由


学童期(小学生)の足はまだ成長途中で、骨・靭帯・筋肉が非常に柔らかい状態です。
サイズの合わないスパイクは、パフォーマンス低下だけでなく、ケガ・成長障害・足の変形の原因になります。

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特に多いトラブル
●かかとの痛み(シーバー病)
●足裏の痛み(足底筋膜炎)
●親指の変形(外反母趾傾向)
●爪の内出血・巻き爪
●膝・腰の痛み(サイズ不適合による姿勢崩れ)
 →学童野球では「高性能」より「サイズ適合」が最優先です。

スパイクサイズは技術指導よりも先に整える「土台」です。

サイズが合わない靴では全てが崩れやすい
●正しい走り方
●正しい投球動作
●正しいバッティング姿勢

「上手くさせたいなら、まず靴を合わせる」

これはスポーツ医学の基本原則です。

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■スパイクフィッティングポイント

|サイズ


サイズは成長期の足を守る最優先ポイントです。

基本原則
●足長+0.5~1.0cm余裕が目安
●足囲(ワイズ)も必ず測定(幅広・甲高は特に重要)
●大きすぎ → 足が動き靴擦れ・フォーム崩れ
●小さすぎ → 指の変形・疲労骨折リスク

サイズ不適合は痛み・パフォーマンス低下・成長への悪影響につながると指摘されています。

|正しい足サイズの測り方(長さだけでは不十分)

測るべき3つの項目
  ●足長(かかと~つま先)
  ●足幅(ワイズ)
  ●足囲(甲周り)
※多くの保護者が「足長だけ」で選んでしまうのが最大の失敗例です。

|測定の基本ルール

●夕方〜夜に測る(足が一番大きくなる時間帯)
●両足を測る(左右差がある)
●立った状態で測る(体重がかかった状態)

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|スパイクの適正サイズの目安(成長期ルール)


基本原則実寸足長+0.5~1.0cm=スパイクサイズ


足長 21.0cm→スパイク 21.5~22.0cm

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よくある間違い
❌成長を見越して「2~3cm大きめ」を買う
→ 足が靴の中で滑り、フォーム崩壊・ケガの原因


学童期は「今フィットしているサイズ」が正解です。

|フィッティングチェックポイント

<つま先>
●親指先端に5〜10mmの余裕
●指が曲がらない程度

<かかと>
●浮きがない
●歩いてもズレない

<足幅・甲>
●圧迫感がない

<紐>
●締めたときにシワが大きく寄らない

■アッパー

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|アッパー素材とは何か

アッパー(Upper)とは、スパイクの甲部分・側面・つま先を覆う素材のことです。足を包み込み、フィット感・耐久性・ボールコントロール・安全性に大きく影響します。

学童期では「軽さ」より「足の保護・フィット感・耐久性」を重視することが重要です。

|学童野球におけるアッパー素材の役割

アッパー素材は次の機能を担います。●足の保護(打球・スパイク衝突から守る)●フィット感の確保(ズレ防止)●通気性・快適性●耐久性(練習量が多い学童では特に重要)●足の成長への影響(柔軟性・圧迫性)

|人工皮革(合成皮革・PUレザーなど)

<特徴>●現在の学童スパイクの主流素材●本革に近い柔らかさを再現●軽量で耐久性が高い<メリット>●水や泥に強い●お手入れ簡単●価格が手頃●型崩れしにくい●丸本革ほど馴染まない●伸びにくいためサイズ選びが重要学童野球では最も推奨される素材です。

|メッシュ・ニット素材(軽量モデル)

<特徴>●通気性が非常に高い●軽量で足当たりが柔らかい<メリット>●夏場に快適●足の蒸れを防ぐ●軽快な履き心地<デメリット>●耐久性が低い●打球・スパイク衝突時の保護性が弱い●学童の激しい練習では破れやすい

■グラウンドの硬さ(ソール・歯の種類)

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【動画解説】投球の球速と回転数について

いつもC-I Baseballトレーナーマニュアルをご購読いただきありがとうございます。
今回は過去に配信した記事をベースに、ライターがセミナー形式で内容を解説しています。

■今回のテーマ

・投球の球速と回転数について

・「球速」と「回転数」をどう現場で扱うか

― データを“安心”と“成長”に変える理学療法士の視点 ―


① データの“扱い方”が分からない。

ラプソードやトラックマン。
高校生でも数値を持つ時代になりました。

・球速
・回転数
・回転効率
・回転軸
・変化量

しかし、現場ではこうした声をよく聞きます。

「で、結局どうすればいいんですか?」
「回転数が低いのはダメなんですか?」
「球速を上げたいけど、どこを見ればいいの?」

数値は増えた。
でも“基準”と“解釈”がない。

理学療法士として、
そして野球現場に立つトレーナーとしては、データが何を意味しているのか理解しておく必要があります。


今回のセミナーでは、2本の記事をベースに解説しました。
テーマは大きく2つ。
●球速とは何か
●回転数はどう扱うべきか

『球速』の分析方法

ラプソードのデータをもとに、どのように「球速」を分析できるのか、その事例をいくつか紹介していきたいと思います。

①平均球速と最高球速の推移を確認

ラプソードでは、下記の図のように、各投手の一回のピッチング計測の各球種の平均球速、最高球速などのデータを確認することができます。

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出典:ラプソードジャパン

先ほども述べましたが、平均球速、最高球速がどのように推移しているかを確認することはとても重要な作業です。

日々の計測の中で数値がどれだけ変化しているかを確認することはもちろん、『平均球速と最高球速の差をどれだけ縮められているか』も、実戦で勝つ投手になるためには重要な要素です。

また球種ごとの平均球速を把握しておくことも重要で、通常のスピードガンではなかなか識別しずらいことでもあります。

ある時のピッチングでストレートの球速が低下した時に、「怪我の予兆ではないか?」など、異変にいち早く気づき、その投手にヒヤリングしたして、故障の回避にも役立ちます。

コンディショニング管理の面からも、トラッキングシステムを使用することは重要です。

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前腕回外制限の評価と介入

■CIBトレーナーマニュアルについて

①野球現場でのトレーナー活動
 チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて

②臨床現場での選手への対応
 投球障害への対応、インソールからの介入

③ゲストライターによる投稿
 バイオメカニクス、栄養…など各分野の専門家の方が執筆しています

④C-I Baseballメンバーによる投稿
 2020年からC-I Baseballへ加入し育成メンバーとして活動していたメンバーがライターとして情報を発信しています。
C-I Baseballで学び、成長していくメンバーの投稿もぜひお楽しみにしてください!

野球トレーナーマニュアル|C-I baseball|note【C-I Baseballトレーナーのトレーナーマニュアル】 投球障害肩・肘、腰痛、捻挫、肉離れ、下肢障害など野球におけるnote.com

■はじめに

投球動作において肘関節では屈曲-伸展運動、
前腕では回内-回外-回内という運動が生じます。

投球動作を反復する野球選手において、肘関節周囲の日頃のケア・コンディショニングは怪我防止・パフォーマンスの維持のために必要不可欠です。

投手では投球時の強い外反ストレスに対して、前腕回内筋群が肘内側を安定させる役割を担っています。

これが繰り返されることで微細損傷が蓄積し、筋の線維化や滑走不良が生じ、タイトネスや拘縮につながります。
その結果、肘内側痛や可動域制限が起こり、最終的には靭帯障害のリスクも高まります。

■前腕の回内外の機能評価

前腕の回内・回外運動は橈骨が尺骨の周りを回転する運動で、回旋軸は手関節の尺骨頭と肘の橈骨頭を結んだ直線になります。

日本整形外科学会が定める参考可動域は肘関節90°で計測を行い、回内・回外ともに90°とされています。

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日本整形外科学会の測定方法では移動軸が”手指を伸展した手掌面”となっていますが手掌面で可動域を評価した場合、手関節や手根骨の回旋の可動域も含まれてしまうため注意が必要です。

静的なアライメントとしてそもそも前腕に対して手掌面が歪んでいたり、捻れているケースもあります。
捻れがある場合、手掌面での可動域評価はそもそも正確な前腕の可動域を評価できていないという事を認識することが大切です。

正確に前腕の回旋可動域を評価する際には、まず最初に前腕に対して手部がどのような位置にあるのかを捉えることが重要となります。

あくまで見たいのは前腕の動きであり、その動きを分かりやすい部分である”手掌面の向き”で抽出しているだけなのです。

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|回内外可動域評価

可動域評価の際は、橈骨・尺骨遠位を指で押さえて”前腕”の骨がどのくらい回旋するのかを見ていきます。その際、セラピストの母指球を選手の母指球と小指球に当てて、前腕と手の回旋度合いを感じ取るようにします。

*下の画像は回外時の持ち方です。

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前腕の回旋可動域を確認したら、橈骨骨体の動きの評価に移ります。

橈骨頭の軸回転によって、橈骨骨体は尺骨上を周回するように移動します。橈骨骨体の湾曲形状(クランク形状)は尺骨との衝突を避けるのに役立っています。

橈骨近位部を把持して、回内外の動きに追従して生じる橈骨の運動を触知します。
動きが大きく捉えやすいのは遠位部ですが、遠位部に対して近位部がしっかりと追従して動いてくるのかを確認していきます。

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・前腕を把持して回外方向の可動性を評価
・前腕の近位部と遠位部を把持してどちらもしっかりと動いているかを確認
・左右差をチェック
⚠️回内外の可動性を見る時には肘が内側や外側に動いてくる(肩関節内転・外転)代償を見逃さない。

■回外アプローチの実際

今までのところでアライメントや可動性の問題点を抽出し、アプローチする箇所が見つかったら次は実際に介入に移っていきます。

|橈尺間の可動性に対するアプローチ

◉前腕骨間膜に対するアプローチ①

ご存知のように橈骨と尺骨は前腕骨間膜で結合しています。
前腕骨間膜は肢位によって緊張する線維を変えながら前腕回内外運動の制動を行う。
Gutowski CJ, Darvish K, et al.: Interosseous Ligament and Transverse Forearm Stability: A Biomechanical Cadaver Study. J Hand Surg Am. 2017; 42(2): 87-95.

前腕骨間膜は肢位によって緊張する線維を変えながら前腕回内外運動の制動を行う。

Gutowski CJ, Darvish K, et al.: Interosseous Ligament and Transverse Forearm Stability: A Biomechanical Cadaver Study. J Hand Surg Am. 2017; 42(2): 87-95.

骨間膜には様々な前腕筋群が付着しているため、動きを出すことで橈尺間の可動性向上および前腕回内外の可動性向上が期待できると考えています。

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野球選手に必要な体幹トレーニング

初めに


みなさんこんにちは!野坂光陽です!
理学療法士として約9年間整形外科のクリニックに勤務しながら、野球選手の治療に携わったり、休日を利用して野球選手のトレーニング指導に
携わってきました!
2026年からは独立リーグチーム「栃木ゴールデンブレーブス」の
S&Cトレーナーとして野球選手と関わっています。

今回の記事は、サポートメンバーである私が、普段選手に行っている
体幹トレーニングについて記事にしていきますので、最後までご覧いただけると幸いです!

このトレーナーマニュアルでは、CIBメンバーやサポートメンバーが
それぞれの得意分野からの視点で、野球選手や野球に関わる指導者、トレーナーにとって有益な情報を交代で記事にして発信をしています!

購読していただくと、莫大な量の記事が見れるようになりますので、この機会にぜひ購読してみてください!

野球選手×体幹

野球選手にとって体幹は重要だ!
とはよく言われていると思いますし、選手や指導者も
体幹は鍛えたほうがいいということは
誰しもが感じている部分だと思います。

しかし、野球動作において体幹はどういう機能があり
どういう部分において大事なのか、具体的なところまで
掘り下げて考えていく必要があると思っています。

理学療法士である以上機能的な部分や解剖学的な部分を
考えつつ、エクササイズ処方をしていくので
今回はそういった細かい部分を記載しつつ
具体的にどういったエクササイズを行っているか
具体例も交えながら記事にしていこうと思います!

野球選手における体幹機能の重要性

当たり前のことですが、体幹というのは「体の幹」
つまり体の根っことなるいわば軸の役割を果たします。

動きの軸でもあり、身体の軸でもある体幹は上半身と下半身を
連結している器官でもあります。

身体の中心、軸、連結
こういった点において、とても重要となる場所というのは
なんとなく理解できるかと思います。

野球の動作というのは、打撃および投球動作において
骨盤の動きが先行して、その動きが末端(上半身や手、バット)
に波及していくと考えられています。

動作においてある程度の一貫性がある点をアトラクターと
いうのですが、この近位から遠位に波及する動きは
野球動作におけるアトラクターということになります。

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打撃動作や投球動作は、並進と回転運動によって成り立ちます。
打撃動作において、スキルの高い選手は動作中において
上半身や骨盤の角速度のピーク値が高いと報告されています。
角速度というのは、いわば回転速度が高いというイメージで
いいかと思います。

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体幹の動きに関しては、separationできるかどうかが
重要と考えています。
separationとは、「割れ」のことを指します。
現代風にいうと「捻転差」とも言い換えることもできます。
野球選手や指導者の間ではよく使われる言葉かと思います。

割れに関しては、ただ割れができればいい!ということでは
ありません。
その中身が大事なので、以下に記載していこうと思います。

割れは大きく3方向で考えるといいかと思います。

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水平面というのは、いわば回転方向に捻転差が生じるイメージです。
投球中や打撃動作中に起こる骨盤の先行する回旋と、その上の体幹
との捻転差がそれに該当します。

また、左右方向にも捻転差という概念が必要になります。
(どちらかというとseparationの動き)

捻転差による恩恵の一つにSSCを効率よく利用できる
という点が挙げられます。

SSC(stretch Shortening Cycle)とは?

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SSCとは、Stretch Shortening Cycleの略のことで
簡単にいうと、筋肉が引き伸ばされた状態から直ちに短縮することで
効率的且つ爆発的な筋(力)発揮ができる筋肉の能力のことを指します。

筋肉が引き伸ばされるということは、固定点と可動点
少なくてもこの二つが絶対存在します。
前述した投球動作や打撃動作中に生じる骨盤と体幹の
separationに関しては、骨盤も体幹もどちらも
固定点であり可動点でもあるので、どちらがどうという
わけではないのですが、この骨盤と体幹がしっかり
分離して動くということが非常に重要となる点になります。

SSCが生じる動きとして、上記の画像のように二つの現象によって
引き起こされると考えられています。
一つ目が、先行する動作から反対方向への切り返しの時に生じるということ。
簡単にいうと、ジャンプ動作に例えると、上方にジャンプしたい時に
下方にしゃがむ動作が必ず入ってくるのですが、それに当たります。
主動作の前の予備動作の段階で筋が伸張されて、主動作において
目的の動きが達成できるようにするといった場面で出現します。

二つ目が、身体の近位側が先行して動き、遠位との動きのギャップが
生じる時に起こります。
これをラギングバック(Lagging Back)といいます。
野球において、まず投球方向に胸郭や骨盤が回旋していき、その後に遅れて
腕が回旋してくる動作のことを指します。

どちらの動きにも共通して言えるのが、主動作の前の予備動作でSSCという
概念が重要になる!ということを理解しておいてください!

力発揮に重要な「物理学」の話

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ハンドアイコーディネーション

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
C-I Baseballの佐藤です。

今回は、「ハンドアイコーディネーション」をテーマに書かせていただきます。

ハンドアイコーディネーション(Hand-Eye-Coordination)とは、手(Hand)と目(Eye)の協調的な運動をいいます。

目で捉えた視覚情報を脳に伝達し、情報を処理し運動器で出力するといった回路で精微な動きを成しています。後述いたしますが、ジャグリングなども含まれます。

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プロ野球では福岡ソフトバンクホークス所属の近藤健介選手がビジョントレーニングとして取り入れていたことでも話題になりました。

https://youtube.com/watch?v=QLfOdplDgEE%3Frel%3D0

成長期の子供において、神経系の発達は著しく、こうした情報系の課題は運動機能の発達や競技能力の土台として支える重要な要素であると思います。野球においては、ゴロの捕球やバッティングなどにおけるハンドアイコーディネーションの機能は重要といえます。

■ハンドアイコーディネーションとは

はじめに、ハンドアイコーディネーションの機能についておさらいしていきます。

▶神経回路

ハンドアイコーディネーション(目と手の協調運動)の神経回路は、目からの視覚情報が脳(特に小脳や大脳基底核など)で処理され、その情報に基づいて手や腕の筋肉へ素早く指令が送られるシステムです。

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こうした情報の入力から運動器での出力により動作につながっています。また、動作の成功・失敗を繰り返すことにより、筋肉の動きや関節の位置など固有受容器からフィードバックされ、脳が情報を処理し修正を加えることで、運動の制御・統合した機能を高めています。

コーディネーション能力

これらの機能に加えて、コーディネーション能力の要素が基礎となり、さまざまな「感覚情報と運動」を統合してスムーズな動作の獲得につながっています。

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野球での動作例では捕球場面において、打球に合わせる動き・捕球のタイミング・姿勢を保持するなど多様な能力が必要とされることがわかります。

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■目の動きを知る

ハンドアイコーディネーションの理解を深めるうえで、情報の入り口となる「目の動き」の機能を抑えておく必要があります。以前に配信した記事では眼球運動についてまとめていますので、ご興味のある方はこちらをご覧ください。

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/123

▶動体視力

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肩甲帯に対するピラティスアプローチ②

C−I Baseball2期生の戸高です。
今回の配信はサポートメンバーシリーズとなります。

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私が配信する内容としては「ピラティス【pilates】」というメソッドが1つのツールとして投球障害の治療、予防、パフォーマンスの向上にどう活かしていくかに焦点をあてて、配信させていただいております!

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2026年1月28日に前鋸筋をテーマにしたセミナーをスポラボ様の方で実施させていただきますので、今回の記事をよりセミナーを通して学びたい方はぜひ下記詳細よりお申し込みお待ちしております。

前鋸筋を“本当に”効かせるための機能的思考とピラティスアプローチ前鋸筋を“本当に”効かせるための機能的思考とピラティスアプローチ・【講師】戸高 和哉氏理学療法士/ピラティスインストラクタpeatix.com

■はじめに

前回の記事では、肩甲帯に対するピラティスアプローチとして小胸筋と前鋸筋にフォーカスを当てて解説しております。

今回は現代人多い不良姿勢からくる肩甲帯のトラブルを解説し改善するエクササイズを紹介したいと思います。

■不良姿勢の影響

現代人に多い姿勢であるスウェイバック姿勢では、前鋸筋が弱化すると言われており姿勢改善やパフォーマンス向上において強化するためのエクササイズが選択されています。

sway back姿勢
・骨盤が後傾し前方へ変位している
・胸郭が後方へ変位し胸椎も後弯している
・頭部が前方へ変異している

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『ストレート』の質を高めよう②

いつもC-I Baseball「トレーナーマガジン」をご購読いただきありがとうございます。

私の野球関係のその他の記事はこちらのnoteをご参考ください。

Meta Gate【メタゲート】|note元プロ野球選手はじめとしたプロ集団。野球の投球、打撃、走塁等の動きをいろんな側面から捉え、あなたの野球技術、指導力を各段にnote.com


ただいま、CIBでは2026年の新規育成プログラムを募集しております。

■ 2026年 育成プログラム募集中



・臨床コース

医療機関で選手に関わりたい人/理学療法士として投球障害を治せるようになりたい人へ。

投球障害(肩・肘)を中心に、評価→介入→復帰判定→再発予防までを“一気通貫の型“として体系化。

臨床で必要な判断力に加えて、アスリハ・パフォーマンス、腰部や下肢機能、AIによる投球動作分析まで含めて学びます。

ホームこんなお悩みありませんか?sites.google.com


・トレーナーコース

野球現場でトレーナーとして活躍したい人へ。

現場で成果を生み出すために必要な、実践力を1年で体系化。

S&C/ウォームアップ/コンディショニング/プライオを中心に、理論だけでなく「現場で回せる指導」まで落とし込みます。

CIB 理学療法士のためのトレーナーコース 2026C-I Baseballのトレーナーコースは、理学療法士が野球現場でトレーナーとして高い成果を生み出すために必要な、成果にblueprint-performance-lab.com


C-I Baseballのトレーナーコースは、理学療法士が野球現場でトレーナーとして高い成果を生み出すために必要な、成果に繋がる行動特性・思考特性(コンピテンシー)を、1年間で体系的に学ぶコースです。

ここからは私の今回の執筆記事になります。

■ 前回の記事より

今回の前編にあります。

下記が、『ストレート』の質を高めよう① になります。

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前回の記事では回転効率を中心に、回転効率が低く、ストレートの質がわるいケースを中心にお話をさせていただきました。

『回転効率』についてはこちらの記事になります。

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/199

その他、『球速』については

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/173

『回転数』については

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/186

『変化量』については

これらの記事を一読していただくと今回の記事はより理解しやすくなると思います。

今回、測定に使用しているのはラプソード社のラプソード2.0とインサイトになります。

ラプソード社HPはこちらから

野球 – Rapsodo Japan (ラプソード)ラプソードの野球向け商品は、MLB全30球団、NPB10球団を始めとし、​国内でも社会人、大学、高校、中学硬式とアマチュアrapsodo.co.jp

前回は、回転効率が低く、ストレートの質がわるいケースとメインにお話しました。

ここで、単純にラプソードを始めとするトラッキングシステムを利用して回転効率が良ければそれでいいのかというお話を今回は致します。

前回の記事で挙げさせていただきました症例です。

■ 回転効率が高いストレート

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マーカーレスモーションキャプチャーの精度 【2026年新春版】

新年あけましておめでとうございます.

昨年は大変多くの方にC-I Baseballトレーナーマニュアルをお読みいただきました.ありがとうございました.

今年も週に1度,C-I Baseballスタッフ・メンバーが皆様に有益な情報をお届けできるよう発信して参ります.

2026年もどうぞよろしくお願いいたします.


■CIBのトレーナーマニュアルについて

①野球現場でのトレーナー活動
②臨床現場での選手への対応
③ゲストライターによる投稿
④C-I Baseballメンバーによる投稿

野球トレーナーマニュアル|C-I baseball|note【C-I Baseballトレーナーのトレーナーマニュアル】 投球障害肩・肘、腰痛、捻挫、肉離れ、下肢障害など野球におけるnote.com

【2026年 育成プログラム募集中】

・臨床コース

医療機関で選手に関わりたい人/理学療法士として投球障害を治せるようになりたい人へ。
投球障害(肩・肘)を中心に、評価→介入→復帰判定→再発予防までを“一気通貫の型“として体系化。臨床で必要な判断力に加えて、アスリハ・パフォーマンス、腰部や下肢機能、AIによる投球動作分析まで含めて学びます。

ホームこんなお悩みありませんか?sites.google.com

・トレーナーコース

野球現場でトレーナーとして活躍したい人へ。
現場で成果を生み出すために必要な、実践力を1年で体系化。S&C/ウォームアップ/コンディショニング/プライオを中心に、理論だけでなく「現場で回せる指導」まで落とし込みます。

CIB 理学療法士のためのトレーナーコース 2026C-I Baseballのトレーナーコースは、理学療法士が野球現場でトレーナーとして高い成果を生み出すために必要な、成果にblueprint-performance-lab.com


C-I Baseball 3期生メンバーの三好航平です.

令和という時代に入ってマーカレスモーションキャプチャーは目覚ましい進化を遂げています.特にAIによる姿勢推定技術を用いた動作解析システムは文字通り「日に日に」進化をしており,現在では実際の野球の試合中の動作を解析できるまでになりました.

では,このようなマーカレスモーションキャプチャーシステムはどの程度の精度で解析することが可能なのでしょうか.このnoteでは2025年11月に発表されたAguinaldoらの報告をもとに,マーカレスモーションキャプチャーシステムの現状の精度と課題,今後の展望について述べようと思います.

Aguinaldo, Arnel L., Tyler Cardinale, D. Taylor La Salle, Rafael F. Escamilla, and James H. Buffi. 2025. “Assessing the Accuracy of In-Stadium and Portable Multi-Camera Markerless Motion Capture for Baseball Pitching Kinematics and Kinetics.” Journal of Sports Sciences, November, 1–15.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41294254

0.今回登場する機器の前提知識

このAguinaldoの研究では以下3つの機器を用いて測定されています.

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並進運動初期における軸足に必要な機能

こんにちは。
C-I Baseballの1期生の北山達也です。
今回はサポートメンバーからの投稿となります。

はじめに

みなさんもご存知の通り、投球動作における並進運動は投球動作の助走動作であり、重心移動の速度は球速と関連していると言われています。
また並進運動が適切に行えないと軸足が早期に投球方向へ回旋し、肘下がりや体幹の早期回旋などとなり投球障害に繋がる可能性もあります。

このように並進運動はパフォーマンスの視点からも投球障害予防の視点からも重要であることがわかります。

ではその並進運動を作り出すためにはどのような機能が必要でしょうか。

よく言われているのが「トリプルフレクション→エクステンション」や「開脚の柔軟性」などです。
しかしそれだけで十分なのでしょうか。

例えば開脚の柔軟性と球速には相関がありません。

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その状態が良いとは言えませんが、開脚が全くできなくても140km/h程度投げられる投手も存在します。

つまりもう少し細かく機能を考えていく必要があると思います。

そのため今回は並進運動をフェーズ分けして、それぞれ必要な機能を整理していきたいと思います。

並進運動のフェーズ分け

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投球障害における尺骨神経障害をどう診るか ― 動的評価とリハビリテーション戦略 ―

目次 1. はじめに肘内側痛=UCL だけで説明できない選手たち投球障害と尺骨神経障害尺骨神経の解剖学的特徴尺骨神経障害の主な病態臨床でどう疑うか尺骨神経障害を示唆するサイン問診でのポイント理学所見でのチェックポイント★ … 続きを読む