野球選手の腰痛治療を徹底解剖! 【Vol.2 腰椎椎間板・椎体終板変性編】

こんにちは!
C-I Baseball サポートメンバーの理学療法士・久我友也です。

整形外科クリニックでの臨床経験を活かし、医療的視点から野球選手に対する評価・治療のエッセンスを、実践的かつ分かりやすくお伝えしてまいります。

科学的根拠と臨床での経験や工夫を重視し、その中で現場での実践に役立つ情報をお届けいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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ライタープロフィール
Writer|久我 友也
理学療法士
X:https://x.com/tomokiyo0903

前回まで投球動作における鼠径部痛へのアプローチをシリーズでお届けしておりました。未読の方はぜひご参照ください。

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/167
https://c-ibaseball.com/trainer-manual/180
https://c-ibaseball.com/trainer-manual/194

今回は「野球選手の腰痛」がテーマです。

連載シリーズ

  • Vol.1:総論・腰椎椎間板ヘルニア編
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  • Vol.2:腰椎椎間板症、椎体終板変性(Modic change)編
    今回はこれ⇧⇧
  • Vol.3:腰椎分離症(終末期)、椎間関節編
  • Vol.4:筋性腰痛編
  • Vol.5:慢性腰痛編

さっそくはじめていきます!
少しでもためになったと思った方は
ぜひ ”スキ” ボタンお願いします!

やる気につながります!

はじめに

アスリートが経験する腰痛は、大きく「前方要素」と「後方要素」の2つのタイプに分類されます。

前方要素の腰痛:椎体や椎間板(髄核、線維輪、椎体終板)などの障害

後方要素の腰痛:椎弓、棘突起、椎間関節などの障害

成長期のアスリートでは腰椎分離症に代表される後方要素の障害が多い一方で、成人アスリートの腰痛は椎間板や筋・軟部組織に起因するケースが大半を占めています。

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日本のプロ野球選手を対象とした研究によると

20代選手の腰痛原因

  • 椎間板ヘルニア:57%
  • 脊椎分離症:24%

30代選手の腰痛原因

  • 椎間板性腰痛:55%(最多)
  • 椎間板変性の発生率:91%
  • Modic変化やSchmorl結節も若手選手より有意に増加

Morimoto M, Okada R, Sugiura K, et al. Low Back Pain and Lumbar Degeneration in Japanese Professional Baseball Players. Orthop J Sports Med. 2022;10(10):23259671221125510.

このデータから、大学以降の野球選手における腰痛では、椎間板性腰痛への対応が極めて重要であることが分かります。

本稿では、椎間板性腰痛について、解剖学的構造から病態メカニズム、そして実践的なリハビリテーションまで体系的に解説します。


特徴的な症状と身体所見

椎間板性腰痛には特有の症状パターンがあります

痛みの部位と特徴

  • 腰部正中の軸性腰痛(左右差が少ない)
  • 体幹前屈動作で増悪
  • 長時間の座位で増悪
  • 座位からの立ち上がり時に痛み
  • 臥位では症状が軽減

Lorio MP, Beall DP, Calodney AK, Lewandrowski KU, Block JE, Mekhail N. Defining the Patient with Lumbar Discogenic Pain: Real-World Implications for Diagnosis and Effective Clinical Management. J Pers Med. 2023;13(5):821.

さらに、アスリート特有の症状として、ランニングやジャンプなど「衝撃が加わる動作」で疼痛が増悪することも重要な所見です。

他の腰痛との鑑別ポイントとして
「椎間板性以外の要因を除外する」というが有効だと考えています。

椎間関節性腰痛との違い
伸展動作やKemp testで片側性の症状が強く出る(伸展でも椎間板への負荷がかかるという報告もあるので注意)

仙腸関節性腰痛との違い
仙腸関節ストレステストで症状が誘発される
臥位でも症状が持続
骨盤ベルトで症状が緩和

私の臨床では、これらの所見を一つ一つ確認し、該当しない場合に椎間板性腰痛の可能性を考えて治療を進めています。

椎間板の解剖学:なぜ痛みが生じるのか

椎間板の3層構造

腰椎の椎間板は、上下の椎骨の間にある線維軟骨性の構造で、3つの要素から構成されています。

椎間板は精巧な3層構造を持っています

1. 髄核(中央部)
ゲル状で含水率が高い組織
コラーゲンII型とプロテオグリカンが豊富
衝撃の吸収と分散を担う「クッション」の役割

2. 線維輪(周囲)
同心円状の層板構造を持つ強靱な繊維組織
外層:コラーゲンI型主体(強度重視)
内層:コラーゲンII型主体(柔軟性重視)
椎間板に加わる応力を支える「壁」の役割

3. 椎体終板(上下)
約0.6mm厚の硝子軟骨板
椎骨との境界を形成
髄核・線維輪への栄養供給路

この構造により、椎間板は圧縮ストレスに対して非常に強い耐性を持っています。

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以下を参考に作図:Dixon AR, Warren JP, Culbert MP, Mengoni M, Wilcox RK. Review of in vitro mechanical testing for intervertebral disc injectable biomaterials. J Mech Behav Biomed Mater. 2021;123:104703.

神経分布の特性:なぜ通常は痛まないのか

健常な椎間板の神経分布には重要な特徴があります

  • 神経支配は線維輪の外側1/3のみに限局
  • 髄核内部にはほとんど神経が存在しない
  • 血管分布も同様に乏しい

つまり、正常な椎間板は「痛みを感じにくい構造」になっているのです。では、なぜ椎間板性腰痛が生じるのでしょうか?

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Song C, Hu P, Peng R, Li F, Fang Z, Xu Y. Bioenergetic dysfunction in the pathogenesis of intervertebral disc degeneration. Pharmacol Res. 2024;202:107119.

椎間板性腰痛の病態メカニズム

椎間板性腰痛の病態には以下の要素が関連といわれています。

  • 椎間板の生体力学的な不安定性
  • 椎間板(線維輪)内への神経の侵入や感作、炎症
  • 椎体終板の損傷

Fujii K, Yamazaki M, Kang JD, et al. Discogenic Back Pain: Literature Review of Definition, Diagnosis, and Treatment. J Bone Miner Res Plus. 2019;3(5):e10180.

線維輪が関与した病態

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学童野球のスパイクとアップシューズの選び方

いつもC-I Baseball「トレーナーマガジン」をご購読いただき、誠にありがとうございます。
シューズは成長期の子どもにとって大事な道具の一つです。足に合うシューズを選べると足の痛みを予防し足の動きを良くすることができます。
学童野球のスパイクやアップシューズは同じように見えて種類や形状は異なります。
今回のnoteは学童野球のスパイク、アップシューズの選び方のポイントをご紹介いたします。

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■はじめに

野球の練習時のシューズの使用方法は、アップシューズはウォーミングアップまで、キャッチボールからはスパイクに履き替えるのが一般的だと思います。

では、学童野球の子どももキャッチボールからスパイクを履くというその流れでいいのでしょうか?

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子どもがスパイクを一日中履いていることで考えられる足へのダメージを考えたことがありますか?大人でもスパイクを一日中履くと疲れます。

子どもはどうなのでしょうか?

おそらくかなり疲労は溜まると思います。疲労が蓄積されることで筋肉への負担がかかり痛みになることが考えられます。

私は、足へのダメージを軽減するために4・5年生くらいまでは練習や試合ではアップシューズをおすすめします。
チームや大会で認められるのなら小学生はアップシューズでもいいと考えています。
アップシューズは色々なメーカーが販売しています。踏ん張りもしっかりしています。プロ野球選手の中には試合で金具のスパイクを履かない選手もいます。
チーム事情でアップシューズではなくスパイクを履かなければいけない場合もあるのでチームに確認してください。

そして金具スパイク同様に学童野球対応のスパイクの選び方も重要です。

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/129


学童野球のスパイクは同じように見えて種類や形状は異なります。
今回のnoteが今後の参考になれば幸いです。

■スパイク 部位の名称

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■なぜシューズ選びが重要なのか

●成長期の足に直接影響する重要なギア
●ケガ防止につながる
●動きの質が向上し、練習・試合でのパフォーマンスが安定する

小学生の足は骨も筋肉もまだ未発達でとても柔らかくデリケートです。
そのためサイズが合わないシューズを履くことで「シーバー病・オスグッド・外反母趾・扁平足・外脛骨」などの可能性が高まります。
他にはサイズが合っていないと足が前後にずれて爪を痛めたり靴ずれの原因にもなります。

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足に合ったシューズは、走る・踏ん張る・投げるといった動きの基本動作がやりやすくなります。足が安定すると、走塁のスピード、投球・打撃の体重移動、守備の一歩目が大きく変わります。

■一般的なスパイクとアップシューズの使い分け

●アップ:ウォーミングアップ・ランニング用
●スパイク:練習・試合
●用途を分けることでケガを防ぎパフォーマンス向上

野球では、練習や試合で スパイク と アップシューズ(トレーニングシューズ) を使い分けることが一般的です。

アップシューズ(トレーニングシューズ)を使う場面
➡️移動時やウォーミングアップなど基礎的な動きを行う練習で使用

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スパイクを使う場面
➡️キャッチボールからスパイクを使用するのが一般的

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■失敗しないための選び方のコツ

●靴紐・マジックテープを締めた状態でフィット感を見る
●走ったり、軽くジャンプして違和感がないかチェック
●チームのルール(色・種類)も要確認

■アップシューズ選びのポイント

●サイズ、フィット感:踵・甲がしっかり合うこと
●安定性:横ぶれを抑える構造
●アウトソール、スタッド:ふんばりや蹴り出しをどのようにしたいのか


アップシューズはスタッドが低くたくさんついているため長時間の練習でも足への衝撃が軽減します。
スパイクよりもたわみがありますが、足底で地面を感じやすいのが特徴です。
足底へのスタッドの当たりが気になる場合や、地面と足底の感覚がより欲しい選手は試合でアップシューズを使用するのがおすすめです。

下のスライドはnew balanceのジュニア用のスパイクとトレーニングシューズ(アップシューズ)です。

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野球選手の顎関節と頸部症状の関連

前回までハムストリングの肉離れに関するリハビリテーションを執筆させていただきました。その際には、次回は下腿三頭筋の肉離れについてという恋とで題材を描かせていただいていたのですが、マイトピックが顎関節と頸部の関連性なので順番を変更させていただきnoteを執筆させていただきます。
楽しみにしていただいた方がいらっしゃれば、大変申し訳ありません。

なぜ今回顎関節に注目するか・・・
野球選手の頸部症状(胸郭出口症候群、以下:TOS)には、TOSの斜角筋症状、肋鎖間隙症状、小胸筋症状のなかで斜角筋症状に対峙することが多いことが挙げられるかと思います。
斜角筋症状には、斜角筋本体へのアプローチや呼吸へのアプローチなどが考えられますが、多くは2つの要素・現象に対するアプローチに分けられるのではないかと考えております。
❶起始部へのアプローチ(第2-6横突起)
❷停止部へのアプローチ(第1肋骨)

今回は❶の一端を担う顎関節について、顎関節や口腔機能のプロでは当たり前の話かもしれませんが、整形外科クリニックに携わる目線で実際に現場で感じること、歯科医の先生とのディスカッションで得たものをまとめさせていただきます。

1.なぜ顎関節が斜角筋と関係があるのか

 正直、顎関節の話は養成校でほとんど勉強することがない部位ではないかと思います。ただ、生活を送る上で絶対に無くてならない関節です。

 なぜか、衣食住の食の時に顎を使うためです。食なしにアスリートは成り立ちませんし、特に若いアスリートは多くの食事を摂取します。一回の摂取のみならず、一日5食ないし7食摂るような選手もいて、

一食200~300回咬合動作を行う1)(20代のデータがなく70代のデータ)と考えれば、1日最低でも1000回以上は行う動作です。

1)Farooq M, Sazonov E. Automatic Measurement of Chew Count and Chewing Rate during Food Intake. Electronics (Basel). 2016;5(4):62. doi: 10.3390/electronics5040062. Epub 2016 Sep 23. PMID: 29082036; PMCID: PMC5656270.

一方、呼吸は1分間に10~20回とされ2)、おおよそ1日20000回とされています。呼吸ほど多い動作ではないため、頸部症状には呼吸が優先されてアプローチされている現状もあるのかなと感じておりますが、呼吸にアプローチをしても頸部症状に変化がないことを経験するのも確かです。

ただ、歯科医の先生との会話で一つ落とし穴があることに気が付きました。
これまで述べてきた呼吸へのアプローチ、これは体幹-胸郭を中心としたアプローチでした。歯科医の先生に教えていただいたのは、口腔環境や鼻炎などの副鼻腔の問題も呼吸を乱す要因となるということです。口腔環境の一部を担う顎関節にアプローチすること、これも呼吸に関わるアプローチにもなり得ると考え、今回はその重要性をまとめていきます。

Jones MT, Heiden E, Fogg C, Meredith P, Smith G, Sayer N, Toft L, Williams E, Williams M, Brown T, Gates J, Lodge D, Bassett P, Amos M, Chauhan M, Begum S, Rason M, Winter J, Longstaff J, Chauhan AJ. An Evaluation of Agreement of Breathing Rates Measured by a Novel Device, Manual Counting, and Other Techniques Used in Clinical Practice: Protocol for the Observational VENTILATE Study. JMIR Res Protoc. 2020 Jul 20;9(7):e15437. doi: 10.2196/15437. PMID: 32706740; PMCID: PMC7399957.

前置きはこれくらいにして、なぜ顎関節が頸部と関連があるのか、これには様々な影響があることが考えられます。

❶痛みの経路

❷姿勢
 ・Forward head posture, 以下:FHP
 ・舌位

❸呼吸
 ・口呼吸(アレルギー性鼻炎などとの関連)

❹口腔環境
 ・咬合
 ・噛み締め
 ・片側咀嚼

Bogduk N. The clinical anatomy of the cervical dorsal rami. Spine (Phila Pa 1976). 1982 Jul-Aug;7(4):319-30. doi: 10.1097/00007632-198207000-00001. PMID: 7135065.

Xu L, Zhang L, Lu J, Fan S, Cai B, Dai K. Head and neck posture influences masticatory muscle electromyographic amplitude in healthy subjects and patients with temporomandibular disorder: a preliminary study. Ann Palliat Med 2021;10(3):2880-2888.

Lee WY, Okeson JP, Lindroth J. The relationship between forward head posture and temporomandibular disorders. J Orofac Pain. 1995 Spring;9(2):161-7.

Miyake R, Ohkubo R, Takehara J, Morita M. Oral parafunctions and association with symptoms of temporomandibular disorders in Japanese university students. J Oral Rehabil. 2004 Jun;31(6):518-23.

上記に挙げたような要素が、頸部筋との関連になり得る根拠です。他にも、様々な要素が挙げられますが、この辺りを知っておくと問診の時に要素を抽出できるかと思います。実際に私は頸部痛やTOSと対峙した際にはこの辺りは逃さないように問診するようにしています。

ただ、咬合などの口腔環境に関しては我々ができることとは異なります。我々PTが頸部痛に対して関わる上で大切にしたいのは、解剖学・運動学を理解することです。
そちらをまとめながら、具体的にどのような評価・アプローチを行なっていくと野球選手のコンディショニングに良いかを提案いたします。

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投球障害に繋がる患部外機能評価

■はじめに

今回の記事では投球障害に繋がる患部外機能評価について私なりの意見を交えながらご説明できればと思います。

肩肘に障害を抱えた選手を臨床で対応していると、肩肘のみでなく胸郭や体幹、下肢といった患部外機能に問題があるケースが多いです。これは臨床や現場で選手を見ている皆さまであれば誰もが経験したことがあるかと思います。

数ある機能評価の中で今回の記事では胸郭股関節に絞って見るべきポイントを解説していきたいと思います。

最後までお読みいただけると幸いです。

1.胸郭回旋テストについて

まずは側臥位での胸郭回旋テスト(前胸部柔軟性テスト;Trunk-Acromion-Floor-Distance;以下、Tr-AFDテスト)についてです。

Tr-AFDテストは胸椎伸展や肩甲骨後傾、内転、胸郭の機能的変形まで包括し、投球動作において必要となる可動性を評価するものとして考案されています。

通常の方法ですと上肢は軽度伸展位にして、肩甲帯を最大に内転させるように操作を行いますが、私が臨床で見る際は投球動作に近似したポジションでの評価になるように投球側の手を後頭部に位置させた状態で実施しております。

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野球選手に必要なストレングストレーニング その4

初めに

みなさんこんにちは!
理学療法士兼野球トレーナーの野坂光陽と言います!

現在は東京と神奈川にある整形外科クリニックで勤務しながら
休日を使って中学硬式野球チームのトレーナーとして
活動をしております!


今回は「野球選手に必要なストレングストレーニング -その4-」と題して
PT✖︎CSCSの観点から考える、野球選手にとって必要となる
ストレングストレーニングについて記事にしていきたいと思います!


私は現在理学療法士として整形外科のクリニックに勤務しつつ
NSCA-CSCSという資格を取得し、メディカル分野だけでなく
ストレングス分野でも活動ができるようにしております!
怪我の対応から競技パフォーマンス向上までしっかりと
指導できるトレーナーになりたい!という一心で現在活動を
しております!


そんな中CIBのサポートメンバーとして今回はnoteに
まとめていきますので、最後まで見ていただけたらとても嬉しいです!
それでは本編に参りましょう!

前回までの復習

これまで3回に渡り、ストレングストレーニングの基礎について
記事にしてありますので、そちらも一緒に読んでいただけると
復習になりますし、この記事の内容もスッと入ってくるかと思うので
この機会に読み直していただけると幸いです!

また、この記事から購読していただいた方においても、今までの
記事を読んでいただくことを強くお勧めします!
下にリンクを貼っているので、ぜひ読んでみてください!

その1

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/190

その2

その3

本編その1 トレーニングにおける基本

strength and Conditioningとは?

私が保有している資格の中でNSCAという団体のCSCSにて
野球現場や野球選手の指導に当たらせていただいております。

CSCS=CertiFied Strength & Conditioning Specialist
認定ストレングス&コンディショニングスペシャリストとして
テストを受講し認定をうけ、今日に至ます。

NSCAが出している教本やNSCAのHPには
ストレングス&コンディショニングについてこう明記されています。

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ストレングスとは単純な力発揮という側面だけでなく、それを適切に
コントロールするという側面も含め、出力とコントロールという概念を総じてストレングスと明記されています。
また、コンディショニングに関しても、パフォーマンスの最大化のために
競技に関わる様々な要素を複合的にトレーニングしていく。
パラメーターを整えていく=コンディショニングという意味合いで私は
解釈をしております。
どこかのパラメーターが異常に高くても、他のパラメーターが低ければ
身体に悪影響を及ぼすだけでなく、パフォーマンスも上がらないと
個人的には考えております。

ストレングスを強化するには?

いきなり最初から筋力が強い人はなかなかいません。練習やトレーニングなどでフィジカルを強化しないことにはストレングスの強化は見込まれません。

身体の構造と今までの先駆者たちのご教授により、筋肉の強化の順番というものが決まっており、私も実際の指導ではこのように伝えています。
普遍的なものになりますので、ぜひ覚えていただきたいと思います!

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段階的に筋力トレーニングは進んでいきます。
前提として、ピリオダイゼーションという概念に則って説明をしていきます!

ピリオダイゼーションとは、一般的な言葉にすると
「長期的なトレーニング計画」という形に置き換えられます。
スポーツ現場においては、年間などある程度の期間の中でどのようなことを
その時期にしていくのか?という期わけの大まかな概念のことを指します。

オフシーズンの最初に取り組みたいのは「筋肥大」

ピリオダイゼーションの中で一番最初にくる期が「筋肥大期」になります。
まずこの期ではその名の通り筋肥大を目的に実施されます。

ストレングストレーニングの初期にあたるこの筋肥大期は超重要です!

野球選手におけるストレングストレーニングの最終的な目標は
「ボールやバットに最大限のパワーを伝えること」になります。
パワーとは、物理学の定義によると「力✖︎速度」
力というのは「F=ma」つまり物質がどれだけの加速度をもっているか

まとめると、野球選手におけるストレングストレーニングの最終的な目標は
「ボールやバットに加速度を持ちながら動かし、その速度を維持したまま投げたり打ったりすることに繋げていくこと」と考えることができます。

大事なのは、「加速度」と「速度」と言い換えることもできますね。

そのためのエンジンが「筋肉」そのために筋肥大を目的にこの期ではトレーニングを行っていきます!

トレーニングを行うにあたって大事な「腹圧」について

実際にトレーニングをするにあたって、もちろん目的とする下半身や上半身に着目するのは当然のことですが、忘れてはいけないものがあります。

それが「腹圧」です!

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育成年代のコーチング-発達理論から考える-

いつもトレーナーマニュアルをお読みいただき、ありがとうございます。
C-I Baseballの佐藤です。

私は、現在、C-I Baseballが運営するトレーニングアカデミー「BAXIS」で活動しています。BAXISでは、小中学生を対象に発達段階を考慮した野球の動きにつながるトレーニング指導をしています。

Instagramで活動を配信しています!
https://www.instagram.com/cib.academy/

その活動の中で、トレーニング指導と並行し、コーチングの重要性を多くの場面で感じています。

心の発達もまだ未成熟な小中学生では、そういった背景を嚙み砕いていくと、ひとつの事象・指導場面において、トレーナー側の伝え方・言葉かけには考慮した対応が必要です。

私も小中学生に初めて関わったときは、こうした理論を学ぶことなく、関わってしまっており、難渋した経験があります。

今回は、そういった部分の入り口として、発達理論の整理と現場での実践について、まとめていきます。

※前提になりますが、私は心理発達学の専門家ではございません。そのため、表現方法など、専門的な観点からは誤りのある点があるかもしれませんので、ご容赦ください。

■発達理論のまとめ

はじめに、発達理論についておさらいしていきます。
育成年代のトレーニング指導に関わる上で、身体的な発達過程を把握することに加えて、精神発達の過程も整理しておく必要があります。

「こどもは大人のミニチュアではない」と言われますが、まさにそういうことの意とする部分であります。

下図にあるように、今日の教育場面での考え方の根底となる発達理論には、以下のような研究者たちの思考があります。

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どの理論が正しいとか誤りとかではなく、さまざまな捉え方があることがわかります。生理学的には、脳の発達は6歳までに80%ができるといわれているため、特に子供の時に発達の側面を考慮した関わり方が重要であることがわかります。

高校・大学生の野球現場に関わっていると、育成年代の時に受けてきた指導や練習・環境が、トレーニングをした時の受け答えや反応に大きく影響することをよく感じます。

私もまだまだ勉強不足ではありますが、こうした理論をひとつの考えに固執するのではなく、さまざまな思考を知っておかなければいけないと思います。

そこで今回は、アメリカの発達心理学者・エリクソンの発達理論をもとに以下、進めていきます。


■エリクソンの発達理論

エリクソンの発達理論について整理していきます。この理論では、人間が生涯を通じて経験する心理社会的な課題や危機を、8つの段階に分けて示した理論です。

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乳児期から老年期まで、それぞれの発達段階で起こる課題の克服は発達と成長に重要であるとされています。発達段階の特性に応じた対応が、次の段階の成長や理解につながります。

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それぞれの発達段階には、
・発達課題(課題)
・心理社会的危機(困難)
・課題を克服した際に得ることが出来る力(成長)

があり、各段階で課題を克服することが、発達と成長に重要であるとされています。

また、各段階でそれぞれの課題を達成することが、次の段階(年代)への準備や成功することにつながり、強いては、こころの成長に導くことになります。


■育成年代に関わる上で知っておくポイント

それでは、上記の発達理論を育成年代に焦点を当てて考えていきます。
ここでは、小学生(6-12歳)・中学生(13-15歳)の実年齢は目安であり、発達のスピードも個人差があります。

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肩甲帯に対するピラティスアプローチ①

C−I Baseball2期生の戸高です。
今回の配信はサポートメンバーシリーズとなります。

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私が配信する内容としては「ピラティス【pilates】」というメソッドが1つのツールとして投球障害の治療、予防、パフォーマンスの向上にどう活かしていくかに焦点をあてて、配信させていただいております!

■はじめに

投球動作のパフォーマンスアップや投球障害の治療・予防のどちらの観点からも【肩甲帯】の機能は重要かとおもいます。
今回は、肩甲帯の機能の中でも前鋸筋をどうエクササイズしていくか?について解説していきたいとおもいます。

■肩甲帯に必要な機能

肩甲帯の機能を高めるといった際に、「前鋸筋」や「僧帽筋下部」の筋力を強化することが重要とされていますが、それはなぜでしょう?

投球動作においては、肩へは骨端部に軟骨強度を超える回旋ストレスや牽引ストレスが掛かると言われています。
そのストレスを軽減させるためには肩甲骨・胸椎・胸郭、股関節などの他関節の可動性や安定性が重要になると考えられます。

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特に、肩甲帯の機能としては衝撃に対するブレーキや安定性が重要と考えております。これらの機能を獲得するためにピラティスは運動療法のツールとして役立つとおもいます。

ピラティスが投球障害に優れている点
・四つ這いでのムーブメントにより肩甲骨周囲の安定性向上
・胸椎、胸郭の連動した伸展、回旋ムーブメントが豊富
・脊柱全体のモビリティを拡大しつつ、コアでのコントロールする

・肩甲上腕リズム

投球動作の中でも上腕骨と肩甲骨の動きはどちらとも大切になります。
とくに肩甲上腕リズムの重要性です。
おおよそではありますが、2:1の関係にあります。
どちらか一方でも動きが崩れてしまうとこの関係も崩れてしまい、筋力発揮やインピンジメントなど様々な問題が起こってきます。

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実際の試合中の動作解析を可能にするKinaTraxに関する知見

C-I Baseball 3期生メンバーの三好航平です.

いつもC-I Baseball「トレーナーマガジン」をご購読いただきありがとうございます.

さて,本日の私の担当記事ですが,タイトルにもある通り「グラウンドレベルの動作解析AI Kinatrax」についての情報をお伝えできればと思っています.

前回のnoteは,「AIを活用した投球動作解析の現在地 2025年7月」というテーマで執筆し,動作解析AIの総論として執筆いたしました.

今回のnoteでは前回のnoteでは簡単にしか触れなかったKinaTraxについて詳細に見ていこうと思います.

実際に動作解析を扱うセラピストはもちろんですが,動作解析を扱わないセラピストでも,野球選手に関わる上では重要な知見も多く集まっている現状があります.

野球選手に関わる全てのセラピストに知っていてほしいものになっていますので,最後までお読みいただければと思います.

KinaTraxとはなにか

KinaTraxは,MLBや大学野球で導入が進むマーカーレス3Dモーションキャプチャーシステムで,スタジアムにハイスピードカメラを常設し,ディープラーニングをもとに投球や打撃の関節位置や骨セグメントを推定する最新の動作解析システムです.

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投手に必要な股関節回旋エクササイズ

こんにちは。
C-I Baseballの1期生の北山達也です。
今回はサポートメンバーからの投稿となります。

はじめに

みなさんもご存じの通り投球動作において股関節回旋機能が重要であります。

投球動作と股関節回旋機能については以下のような報告がなされています。

小学野球選手を対象に、肘の疼痛がない正常群と疼痛がある疼痛群で比較したところ、両側とも股関節内旋可動域が低値であった。また疼痛群は股関節伸展位と屈曲位で比較すると屈曲位で有意に低値であった。(Saito,2014)

小学野球選手を対象に、投球障害を有さない正常群と投球障害を有する障害群で多重ロジスティック回帰分析を行ったところ、非投球側の股関節屈曲位内旋角度が抽出された。(Nagasawa,2023)

小学野球選手を対象に、大会期間中に3日間連続で肩または肘痛があった場合を疼痛ありとし、多重ロジスティック回帰分析を行ったところ、踏み出し足の股関節屈曲位内旋可動域が抽出された。(Sekiguchi,2020)

高校野球選手を対象に、投球フェーズのフットコンタクト時のキネマティクスと股関節屈曲位回旋可動域を検討したところ、軸足の股関節屈曲位内旋可動域と関連がみられた。(Plummer,2021)

高校野球選手を対象に、投球フェーズのフットコンタクト時のキネマティクスと股関節屈曲位自動回旋可動域を検討したところ、軸足股関節屈曲位自動外旋と体幹回旋角度に負の相関がみられた。(Albiero,2022)

高校野球選手を対象に、投球フェーズのMERとリリース時のキネマティクスと股関節屈曲位回旋筋力を検討したところ、MERでは軸足外旋筋力は水平外転角度とHip-to-Shoulder separation角、軸足内旋筋力と水平外転角度、踏み出し足内旋筋力と水平外転角と相関を認めた。リリース時では軸足外旋筋力とHip-to-Shoulder separation角、軸足内旋筋力と水平外転角、踏み出し足内旋筋力と水平外転角と相関を認めた。(Albiero,2023)

大学野球選手を対象に、投球フェーズ(フットコンタクト~リリース)のキネマティクスと腹臥位股関節回旋角度について検討したところ、軸足Total arcと体幹角速度の開始、軸足股関節外旋角度と体幹角速度、踏み出し足Total arcと最大肩外旋角度、踏み出し足内旋角度とリリース時の肘屈曲角度と相関を認めた。(Zeppieri,2021)

大学野球選手を対象に、従属変数を投球肩に生じる外旋トルク、最大肩水平内転角度、独立変数を腹臥位股関節回旋角度としたところ、軸足外旋と水平内転角度、軸足Total arcと肩水平内転角度、踏み出し足外旋と肩外旋トルク、踏み出し足外旋と水平内転角度、踏込み足内旋と肩外旋トルク、踏込み足Total arcと肩外旋トルクと関連を認めた。(Laudner,2010)

プロ野球選手を対象に、投球フェーズのフットコンタクト時のキネマティクスと腹臥位股関節回旋角度を検討したところ、投球側のTotal arcと骨盤方位、非投球側Total arcと球速、非投球側Total arcと体幹分離速度に相関を認めた。(Robb,2010)

先行研究よりわかることは、まずどのカテゴリーにおいても股関節回旋機能について検討されており、パフォーマンス・投球障害ともに関連性を認めていることです。
また一言で股関節回旋機能と言っても屈曲位や伸展位で評価しているものが存在していることも注目です。
今回筆者が渉猟した限りでは、カテゴリーが下がるにつれて屈曲位の報告が多く、カテゴリーが上がるにつれて伸展位での報告が多い傾向でした。

ここからは股関節回旋エクササイズについて紹介していきます。

股関節回旋エクササイズの実際

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