初めに
みなさんこんにちは!
今回はC-I Baseballのメンバーが交代で記事を書いております
「トレーナーマニュアル」にて、サポートメンバーである私が
記事を書いていきますので、よろしくお願いいたします!
現在は、BCリーグ 栃木ゴールデンブレーブス
S&Cとして野球選手に携わっております、野坂と申します。
今回は、S&Cとして野球選手並びに野球現場に立つ者として
これから野球現場のトレーナーとして活動していきたい方や
現在活動中の方々に有益な情報をお届けできるように
記事を書いていきますので、どうぞ最後までよろしくお願いたします!
このトレーナーマニュアルで何度か記事を書かせていただいております!
ご興味があればこちらもぜひ読んでいただくと嬉しいです!
トレーナーマニュアルは、私以外にもCIBの錚々たるメンバーが
野球選手に携わる上で必要な知識を
臨床的視点
トレーナー的視点
ピラティス
靴やインソール
アナライザー
AIや分析
多方面の知識を学べる記事が満載です!
この機会にぜひ購読していただければと思います!
野球選手に必要なストレングストレーニング その5 片側への負荷
ストレングストレーニングと人間の動きにおける「面」の基礎
人の動きには「面」という概念で考え、動きをみていく必要があります。
その面というのは
1.矢状面
2.前額面
3.水平面
この3つに分類されます。
矢状面というのは、身体を側方から見た状態のことを指します。
動きとしては「屈曲」や「伸展」の動きが見える面のことを言います。
前額面というのは、身体を前方から見た状態のことを指します。
動きとしては「外転」や「内転」の動きが見える面のことを言います。
水平面というのは、身体の水平方向の状態のことを指します。
動きとしては「回旋」の動きが見える面のことを言います。

冠状面 – Wikipediaja.wikipedia.org
ストレングストレーニングと人間の動きにおける「方向」の基礎
動作の「方向」についても言及させていただく必要があるので、
ご存知かと思いますので簡単に説明させていただきます。
ここでいう「方向」というのは
押す「Push」
引く「Pull」
回旋「Rotation」
という3つの動きを特にストレングストレーニングでは重要視しています。
※屈曲伸展、内転や外転、側屈などについてもトレーニングしますが、
記事内容の都合上、重要度の高い3つを上記に列挙させていただいております。
Pushについては、
ベンチプレス
スクワット
プッシュアップ(腕立て)
ランドマイン
これらがPush系の例になります。
Pullについては、
ベントオーバーローイング
ラットプル
チンニング
ワンハンドローイング
これらがPull系の例になります。
Rotationに関しては強い負荷というよりも「片側」への負荷をかけることで
回旋方向に負荷をかけていくという考えのもと、トレーニングしていきます。
上記と重複してしまいますが
ランドマイン
ワンハンドローイング
メディシンボールを使ったラテラルスロー
これらが当てはまります。
野球の基本的な動き
野球動作というものを大きく分けるとすると
投球(送球)
打撃
という二つに分類できます。


競技特性的に、これらは身体の
並進運動
回転(回旋)運動
が伴うという部分は一致しています。
※細かく見ていくと投球及び打撃動作において
「側屈」要素も非常に重要になるのですがここでは割愛しています
すなわち、野球動作においてはこの並進運動と回旋運動が主となり
ボールやバットに力を伝えていく力源になります。
基本的動作から考える野球動作におけるストレングストレーニング
キーワードは「片側」と「回旋」
今回は、S&Cという目線から野球の基本的動作とストレングストレーニングをどういった形で繋げていくのか?というところをお伝えできればと思います。
今回のキーワードは「片側」「回旋」について内容を絞り、
深掘りをしていきたいと思います。
従来のストレングストレーニングは両手でバーベルを持ったり
両側同じ重量のプレートで重量設定をしたりと
基本的には両上肢、両下肢に同等の負荷がかかるような設定で
行うことがほとんどの種目になります。
一方で、先ほど申し上げた野球動作は、並進と回旋でした。
回旋の方に重きを置くと、結論から言うと片側ずつで
異なる動きが発生すると回旋動作になりえます。
立位で体を左に回旋するとなると、
左側は引く(pull)
右側は押す(push)
という相反する動きが発生すると「回旋」という動きになります。
片側性のトレーニングに関しては、まず「回旋」方向への負荷を
考えて処方することが大事だと言えます。
片側性の負荷と神経系負荷への思考
これは私の持論になる部分になりますので、片手間で見ていただけたらと
思うのですが、、、(調べ不足な部分もありますのでご容赦ください、、、)
ストレングストレーニングにおける高負荷トレーニングにおいては
筋力、筋量を向上させるということはもちろんのこと
神経系への負荷についても非常に重要視しています。
高重量を扱うということはすなわち全身の筋線維を総動員する必要があります。
もし仮に100の筋があった場合でも、トレーニングしなければ
100すべての筋肉が使えるわけではありません。
100の筋肉を総動員させるには、繰り返しトレーニングして
神経系をアクティベート(活性化)する必要があると言われています。
筋出力と神経系のアクティベーションに関しては
スキル練習だけでは賄うことはできないと考えています。
スキル、出力を上げたいなら、神経系も考慮し神経系に負荷をかける
トレーニングを行わないといけないと考えています。
よってストレングストレーニングに関しては、神経系負荷を通し
筋肉のアクティベーションを図るということも考慮すると
動作での最適な出力を出し、パフォーマンスを発揮するために
トレーニングは非常に重要である!ということを考えています。
前置きが長くなってしまいましたが、、、
片側で行うということはそれなりに脳神経系に負荷がかかります。
なぜかというと、両側は比較的安定しているのに対し
(支持基底面や支える点の数)片側性の負荷は、両側よりも
支持基底面が狭く、制御及び動作を完結するために
より脳の処理に負荷がかかるからです。
例えば、片足でのスクワットを例に挙げると
・重量のコントロール
・両手or片手に持つというタスクでもバランスの変動がある
・コンセントリック-アイソメトリック-エキセントリックという
収縮様式のコントロールを片側で行う
・回旋方向への負荷=ローテーション及びアンチローテーション
・神経系への負荷
単純なエクササイズでも上記のような効果効能があるということを
実施する中で考慮するだけでも効果の違いが出ると思います。
特異性の原則と片側性トレーニングを動作に繋げるには?
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