投球障害を見る上で知っておきたい〜頚椎神経根症〜

投球障害を見る上で知っておきたい〜頚椎神経根症〜

今回から配信メンバーとして活動させていただきます、小野寺将大と申します。
最初の投稿なので自己紹介させていただきます。

<経歴>
2021-東北保健医療専門学校卒業
2021-にしざわ整形外科クリニック(神奈川県)
2024-芦屋整形外科クリニック(兵庫県)

私は小学校から高校まで野球を経験し、肘を痛め一時的に野球ができずに苦しい思いを味わい理学療法士の方にお世話になりました。今度は自分が野球やスポーツで怪我をして苦しい思いをする方の力になれればと今も励んでいる次第であります。
今後ともよろしくお願いいたします。

⬇️本題

今回私は、肩の疼痛を見る上では知っておきたい、頚椎神経根症について書かせていただきたいと思います。
必ず臨床で生きる知識にできるよう、そして面白くできるよう頑張りましたのでぜひ最後まで見ていってください。

本日のラインナップです。

【肩痛で首を見る理由】

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まずはなぜ首も見なければいけないのかについてです。

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それを知るために、ダブルクラッシュシンドロームの概念をお話しします。
神経は1箇所で強い圧迫を受けたら神経症状を出します。

しかし、弱い圧迫でも複数箇所で絞扼を受けることで神経症状が出現する、これがダブルクラッシュシンドロームの概念です。

図がその説明ですが、
aは正常。
bは単一の軽度圧迫流入量は減るが、安全余裕があるため脱神経は起こらない。
cは ダブル・クラッシュ: 2箇所で軽微な圧迫がある状態。累積的な減少により、部位Yより末梢で脱神経。
dは部位Yでの重度の圧迫: 単一箇所でも、圧迫が極めて強ければ自ら脱神経を引き起こす。
め、1箇所の軽微な圧迫だけで容易に脱神経に至る。

以上が、ダブルクラッシュ症候群の概要です。

最終的に圧迫を受けた場所から遠位に症状が出るというのが非常に重要なポイントです。

最近のレビュー論文も添付しておきますので、よかったらご閲覧ください。Ghali M, Ehlen QT, Kholodovsky E, et al. Double Crush Syndrome: A Review of the Literature. HAND. 2025.

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