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はじめに
前置きが長くなりましたがここから今回の内容に入ります。
投球障害”肘”の病態に関しては、過去のNoteをご覧ください。
投球障害”肘”は、
肩関節の問題や肩甲胸郭関節の問題、全身の問題が波及して
肘関節へ負担をかけて障害がおこる、
被害者的な部分が多いかと思います。
例えば、投球時に矢状面上から見て
ダブルプレーンになっておると
肘関節へかかる負担が大きくなってしまいます。
ダブルプレーンは肘関節が外反ストレスをかけて
特に肘内側に大きな負担をかけます。
前額面上からでも
胸椎・胸郭の伸展が不足してしまうと
これも肘関節へ負担をかけます。
簡潔にいうだけでも
これだけ全身の問題があって、肘関節へ負担をかけます。
しかし、
しばらくの時間このように肘関節へ負担をかけ続けると
肘関節周囲筋へ負担がかかり、
可動域制限や筋出力が出にくくなることがあります。
そこで局所的な治療をしなくてはなりません。
肘関節周囲筋を中心としたケアは、下記の新海先生が書かれたNoteを参考に
セルフケアの方法を学んでいただけたらと思います。
今回は、
末梢神経を中心としたことを学び、
そこから治療へと発展していけると良いかと思います。
肘関節に関与する末梢神経
肘関節に関連する末梢神経は
・筋皮神経(上腕二頭筋・上腕筋)
・腋窩神経(上腕三頭筋長頭)
・橈骨神経(上腕三頭筋)
・正中神経(前腕屈筋群)
・尺骨神経(上腕三頭筋短頭)
の5つになるかと思います。
それぞれ支配筋があり、
走行を理解しておくと筋のタイトネスや筋出力低下がある時、
感覚低下やしびれ痛みがある時に有効かと思います。
なぜ末梢神経をアプローチするかは
下記を参考にしてください。
しっかりと評価をしたうえで
神経に対するアプローチをする部分としては、
下記の円で色ついているところに対して徒手療法をしていきます。
理由としては下記からの各論部分を参考にしてください。
筋皮神経(上腕二頭筋・上腕筋)
筋皮神経が支配する筋は
上腕二頭筋・上腕筋です。
上腕二頭筋
まずは上腕二頭筋の絞扼部位として広く知られているのが
烏口腕筋の貫通部位かと思います。
この部位で絞扼や圧迫が生じてしまうと
上腕二頭筋のタイトネスや筋力低下が生じてしまいます。
直接的に烏口腕筋や筋皮神経へ徒手療法をして
アプローチしていきます。
下記はエコーと徒手介入動画です。
上腕筋
次に上腕筋のアプローチ部分です。
ここから先は有料部分です
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