肩後方タイトネスの予防

肩後方タイトネスの予防

■はじめに

今回の記事では多くの野球選手が直面する肩関節後方タイトネスの予防方法について私なりの意見を交えながらご説明できればと思います。

投球動作の度に肩関節後方筋群には遠心性のストレスがかかり、柔軟性低下を引き起こしやすくなっています。
肩後方筋群の柔軟性低下を最小限に抑えるには、フォロースルーの際に肩甲上腕関節での過剰な水平内転を抑制することが重要と考えます。
その上で重要になってくるのが肋骨と肩甲骨の連動性・追従性です。

フォロースルーの際に振り出される上腕骨に対して胸郭や肩甲骨が十分に追従することができれば、肩甲骨から上腕骨に付着する筋の起始停止が過剰に引き伸ばされることが抑えられるため、肩後方へのストレス軽減に繋がります。

最後までお読みいただけると幸いです。

■評価&介入

肋骨、鎖骨(胸鎖関節)、肩甲骨(肩鎖関節)の動きに分けて解説していきます。

1.肋骨

◉肋骨内旋可動域評価

フォロースルーの際に肩甲骨が胸郭上を追従していくためには肋骨が内旋する柔軟性を有していることが重要です。
胸郭がフラットで拘縮している場合、肩甲骨が外転してくるのを肋骨がブロックしてしまうため肩甲骨の追従機能が発揮しにくくなると考えています。

・反対側の手を検査側の骨盤に置くことで対側の肋骨を固定します。
・肋骨を上部・中部・下部と分けながら内旋させて動きやすさの左右差をチェックします。

◉肋骨内旋モビライゼーション

上記の評価で投球側の可動性低下が認められた場合はモビライゼーションにて可動性を引き出していきます。

・下側に上肢を前方にリーチさせて肋骨の内旋を作り、胸骨に向かって肋骨をしっかりと内旋させていきます
※表層の皮膚や皮下組織だけの動きになってしまわないように注意

2.鎖骨

◉鎖骨水平屈曲可動域評価

次に鎖骨の水平屈曲の動きになります。普段から胸を張る意識が強い選手は鎖骨が後退する傾向にあるのでチェックが必要です。

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