こんにちは。
C-I Baseballの1期生の北山達也です。
今回はサポートメンバーからの投稿となります。
はじめに
みなさんもご存じの通り投球動作において股関節回旋機能が重要であります。
投球動作と股関節回旋機能については以下のような報告がなされています。
小学野球選手を対象に、肘の疼痛がない正常群と疼痛がある疼痛群で比較したところ、両側とも股関節内旋可動域が低値であった。また疼痛群は股関節伸展位と屈曲位で比較すると屈曲位で有意に低値であった。(Saito,2014)
小学野球選手を対象に、投球障害を有さない正常群と投球障害を有する障害群で多重ロジスティック回帰分析を行ったところ、非投球側の股関節屈曲位内旋角度が抽出された。(Nagasawa,2023)
小学野球選手を対象に、大会期間中に3日間連続で肩または肘痛があった場合を疼痛ありとし、多重ロジスティック回帰分析を行ったところ、踏み出し足の股関節屈曲位内旋可動域が抽出された。(Sekiguchi,2020)
高校野球選手を対象に、投球フェーズのフットコンタクト時のキネマティクスと股関節屈曲位回旋可動域を検討したところ、軸足の股関節屈曲位内旋可動域と関連がみられた。(Plummer,2021)
高校野球選手を対象に、投球フェーズのフットコンタクト時のキネマティクスと股関節屈曲位自動回旋可動域を検討したところ、軸足股関節屈曲位自動外旋と体幹回旋角度に負の相関がみられた。(Albiero,2022)
高校野球選手を対象に、投球フェーズのMERとリリース時のキネマティクスと股関節屈曲位回旋筋力を検討したところ、MERでは軸足外旋筋力は水平外転角度とHip-to-Shoulder separation角、軸足内旋筋力と水平外転角度、踏み出し足内旋筋力と水平外転角と相関を認めた。リリース時では軸足外旋筋力とHip-to-Shoulder separation角、軸足内旋筋力と水平外転角、踏み出し足内旋筋力と水平外転角と相関を認めた。(Albiero,2023)
大学野球選手を対象に、投球フェーズ(フットコンタクト~リリース)のキネマティクスと腹臥位股関節回旋角度について検討したところ、軸足Total arcと体幹角速度の開始、軸足股関節外旋角度と体幹角速度、踏み出し足Total arcと最大肩外旋角度、踏み出し足内旋角度とリリース時の肘屈曲角度と相関を認めた。(Zeppieri,2021)
大学野球選手を対象に、従属変数を投球肩に生じる外旋トルク、最大肩水平内転角度、独立変数を腹臥位股関節回旋角度としたところ、軸足外旋と水平内転角度、軸足Total arcと肩水平内転角度、踏み出し足外旋と肩外旋トルク、踏み出し足外旋と水平内転角度、踏込み足内旋と肩外旋トルク、踏込み足Total arcと肩外旋トルクと関連を認めた。(Laudner,2010)
プロ野球選手を対象に、投球フェーズのフットコンタクト時のキネマティクスと腹臥位股関節回旋角度を検討したところ、投球側のTotal arcと骨盤方位、非投球側Total arcと球速、非投球側Total arcと体幹分離速度に相関を認めた。(Robb,2010)
先行研究よりわかることは、まずどのカテゴリーにおいても股関節回旋機能について検討されており、パフォーマンス・投球障害ともに関連性を認めていることです。
また一言で股関節回旋機能と言っても屈曲位や伸展位で評価しているものが存在していることも注目です。
今回筆者が渉猟した限りでは、カテゴリーが下がるにつれて屈曲位の報告が多く、カテゴリーが上がるにつれて伸展位での報告が多い傾向でした。
ここからは股関節回旋エクササイズについて紹介していきます。
股関節回旋エクササイズの実際
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