■はじめに
今回の記事では投球障害に繋がる患部外機能評価について私なりの意見を交えながらご説明できればと思います。
肩肘に障害を抱えた選手を臨床で対応していると、肩肘のみでなく胸郭や体幹、下肢といった患部外機能に問題があるケースが多いです。これは臨床や現場で選手を見ている皆さまであれば誰もが経験したことがあるかと思います。
数ある機能評価の中で今回の記事では胸郭と股関節に絞って見るべきポイントを解説していきたいと思います。
最後までお読みいただけると幸いです。
1.胸郭回旋テストについて
まずは側臥位での胸郭回旋テスト(前胸部柔軟性テスト;Trunk-Acromion-Floor-Distance;以下、Tr-AFDテスト)についてです。
Tr-AFDテストは胸椎伸展や肩甲骨後傾、内転、胸郭の機能的変形まで包括し、投球動作において必要となる可動性を評価するものとして考案されています。
通常の方法ですと上肢は軽度伸展位にして、肩甲帯を最大に内転させるように操作を行いますが、私が臨床で見る際は投球動作に近似したポジションでの評価になるように投球側の手を後頭部に位置させた状態で実施しております。
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