学童野球のスパイクとアップシューズの選び方『2』

学童野球のスパイクとアップシューズの選び方『2』

いつもC-I Baseball「トレーナーマガジン」をご購読いただき、誠にありがとうございます。CIB足部担当の須藤です。

シューズは成長期の子どもにとって大事な道具の一つです。足に合うシューズを選べると足の痛みを予防し足の動きを良くすることができます。

学童野球のスパイクやアップシューズは同じように見えて種類や形状は異なります。
今回のnoteも学童野球のスパイク、アップシューズの選び方のポイントをご紹介いたします。

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■はじめに

学童野球では競技力より足の成長保護を最優先します。

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サイズ、軽量性、クッション性を重視し、金具スパイクは原則禁止です。
適切なスパイク選びは長期的な競技継続の基盤となります。

|スパイクサイズ選びが最重要である理由


学童期(小学生)の足はまだ成長途中で、骨・靭帯・筋肉が非常に柔らかい状態です。
サイズの合わないスパイクは、パフォーマンス低下だけでなく、ケガ・成長障害・足の変形の原因になります。

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特に多いトラブル
●かかとの痛み(シーバー病)
●足裏の痛み(足底筋膜炎)
●親指の変形(外反母趾傾向)
●爪の内出血・巻き爪
●膝・腰の痛み(サイズ不適合による姿勢崩れ)
 →学童野球では「高性能」より「サイズ適合」が最優先です。

スパイクサイズは技術指導よりも先に整える「土台」です。

サイズが合わない靴では全てが崩れやすい
●正しい走り方
●正しい投球動作
●正しいバッティング姿勢

「上手くさせたいなら、まず靴を合わせる」

これはスポーツ医学の基本原則です。

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■スパイクフィッティングポイント

|サイズ


サイズは成長期の足を守る最優先ポイントです。

基本原則
●足長+0.5~1.0cm余裕が目安
●足囲(ワイズ)も必ず測定(幅広・甲高は特に重要)
●大きすぎ → 足が動き靴擦れ・フォーム崩れ
●小さすぎ → 指の変形・疲労骨折リスク

サイズ不適合は痛み・パフォーマンス低下・成長への悪影響につながると指摘されています。

|正しい足サイズの測り方(長さだけでは不十分)

測るべき3つの項目
  ●足長(かかと~つま先)
  ●足幅(ワイズ)
  ●足囲(甲周り)
※多くの保護者が「足長だけ」で選んでしまうのが最大の失敗例です。

|測定の基本ルール

●夕方〜夜に測る(足が一番大きくなる時間帯)
●両足を測る(左右差がある)
●立った状態で測る(体重がかかった状態)

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|スパイクの適正サイズの目安(成長期ルール)


基本原則実寸足長+0.5~1.0cm=スパイクサイズ


足長 21.0cm→スパイク 21.5~22.0cm

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よくある間違い
❌成長を見越して「2~3cm大きめ」を買う
→ 足が靴の中で滑り、フォーム崩壊・ケガの原因


学童期は「今フィットしているサイズ」が正解です。

|フィッティングチェックポイント

<つま先>
●親指先端に5〜10mmの余裕
●指が曲がらない程度

<かかと>
●浮きがない
●歩いてもズレない

<足幅・甲>
●圧迫感がない

<紐>
●締めたときにシワが大きく寄らない

■アッパー

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|アッパー素材とは何か

アッパー(Upper)とは、スパイクの甲部分・側面・つま先を覆う素材のことです。足を包み込み、フィット感・耐久性・ボールコントロール・安全性に大きく影響します。

学童期では「軽さ」より「足の保護・フィット感・耐久性」を重視することが重要です。

|学童野球におけるアッパー素材の役割

アッパー素材は次の機能を担います。●足の保護(打球・スパイク衝突から守る)●フィット感の確保(ズレ防止)●通気性・快適性●耐久性(練習量が多い学童では特に重要)●足の成長への影響(柔軟性・圧迫性)

|人工皮革(合成皮革・PUレザーなど)

<特徴>●現在の学童スパイクの主流素材●本革に近い柔らかさを再現●軽量で耐久性が高い<メリット>●水や泥に強い●お手入れ簡単●価格が手頃●型崩れしにくい●丸本革ほど馴染まない●伸びにくいためサイズ選びが重要学童野球では最も推奨される素材です。

|メッシュ・ニット素材(軽量モデル)

<特徴>●通気性が非常に高い●軽量で足当たりが柔らかい<メリット>●夏場に快適●足の蒸れを防ぐ●軽快な履き心地<デメリット>●耐久性が低い●打球・スパイク衝突時の保護性が弱い●学童の激しい練習では破れやすい

■グラウンドの硬さ(ソール・歯の種類)

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