『ストレート』の質を高めよう①

『ストレート』の質を高めよう①

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さて、今回は『ストレート』の質を高めるお話をしたいと思います。

■ 『ストレート』の質を高めるためには

野球に関わっている人であれば、いくらトレーニングをしても、パフォーマンスが上がらないと意味がありません。

投手であれば、ストレートの球速が上がりに、以下にアウトを取る確率を上げるか。また、野手であれば、いい送球をして守備に活かすか等に、投球・送球についてそれぞれ課題が上げらると思います。

過去の私の投稿で、ラプソードを中心にトラキングシステムを使用して、投球の質を高めるための基礎知識のお話をしました。

https://note.com/embed/notes/nf82b56813091

こちらは球速についてです。端的には球速が上がればアウトが取れやすくなります。

ただ、ストレートも球速だけの要素だけなく、さまざまな要素があり、ストレートの質の向上が図れます。

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/186

それが、こちらの『回転数』であったり、

https://c-ibaseball.com/trainer-manual/199

『回転軸』・『回転効率』であったり

『変化量』、ストレートでいうとホップ成分であったりします。

今回は、実際、ストレートの質を高めるために、ラプソートのインサイトを使用して、私が撮影した投手の投球のリリース部分を見ながら、『リリース』と『回転効率』についてお話したいと思います。

今回、測定に使用しているのはラプソード社のラプソード2.0とインサイトになります。

(ラプソード社HP)

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● ラプソード計測でわかるもの

画像

上記の画面がピッチング用ラプソードによって計測できる主な項目となります。

ここから先は有料部分です

球速、回転数、変化量、回転効率、ジャイロ角度等々。

今回、注目する『回転効率』については上記、記事をご参考ください。

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具体的に回転効率とジャイロ角度を示した図

上記の図は投手目線からになります。

ジャイロ角度が大きくなると回転軸が進行方向(捕手側)に傾いて、ジャイロ回転に近くなっているのがわかります。

● 回転効率が低く、ストレートの質がわるいケース

① 独立リーグ所属 男性 25歳 右投げ投手 Max 153キロ

動画は118キロ 回転効率73% 実質回転数1800rpm

この動画の投球シーンは右肘の内側側副靭帯の再建後のリハビリ中の投球動画です。

内側側副靭帯の再建後はこのように回転効率が低下する傾向がみられます。

投球をしている本人は、ボールの中心をリリースしていつもりですが、地齋はボールの右下をリリースしています。

かつ最後は、人差し指のみでリリースをしています。

② 独立リーグ所属 男性 22歳 左投手 Max  140キロ

動画は120キロ 回転効率53% 実質回転数1416rpm

シーズン前に、本来のオーバースローからサイドスローに変更。

既往歴はなし。

よくあるケースですが、オーバースローで回転効率が高くても、サイドスローに変更したことにより、ボールの下方部をリリースすることにより、回転効率が下がり、このようにストレートの質が低下するケースがあります。

容易にオーバースローからサイドスローに変更するとこのようなリスクを招きます。

③ 高校生 15歳 男性 右投手 Max 125キロ

動画は110キロ 回転効率50% 実質回転数1673rpm

動画みていただいてもわかるように、ボールの真横をリリースしています。

投げている本人は、ストレートをなげているつもりですが、リリース後のボールをみていただいてもわかるように、ボールがジャイロ回転をしていってしまっています。

本来、ストレートは『バックスピン』をしますが、このように『ジャイロ回転』ではストレートの質は高まりません。

この投手はこの後、指導後、回転効率は90%以上になり、球速も125キロ程度まで上昇しました。

④ 18歳 高校生  女性 左投手 Max110キロ

動画は105キロ 回転効率70% 実質回転数1366rpm

私がラプソードを長らく計測した結果の傾向ですが、男性よりも女性の方が回転効率が低くなっている傾向があると思います。

端的にいうとボールの中心をおせていないケースが多いということです。

この投手もボールの左下をリリースしていることが多かったのですが、指導により、回転効率も90%前後まで改善され、球速も110キロ前後まで上昇しました。

⑤ 15歳 高校生 女性 右投手 Max110キロ

動画は 100キロ 回転効率55% 実質回転数901

本人はストレート、一生懸命投げているつもりですが、ボールの右下をリリースをしてしまっています。

指導後、回転効率が90%前後になり、球速は110キロまで上昇し、回転数も1200rpmまで改善しました。

ここまでは回転効率が低く、いわゆる質の引くストレートの動画を紹介しました。

それではここからは回転効率が高いストレートをイメージしやすいように、回転効率が高いストレート動画を紹介します。

● 回転効率が高いストレート

① 独立リーグ所属 22歳 男性 右投手 Max 150キロ

動画は 140キロ 回転効率100% 回転数2200

動画みていただければおわかりになるようにボールの中心をしっかりとリリースできています。

このように、球速が速い投手は回転効率が100%に近くなることが最低条件となります。

ただ、ここからが『ストレート』の質を高めるためにより奥が深いところになります。

そのあたりは次回の私の担当記事をでお話していきますので、お待ちください。

■ まとめ

今回は、『ストレート』の質を高めるために、逆に『ストレート』の質が低いケースを紹介させていただきました。

『ストレート』の質が低いケースは動画のように、ボールの中心をリリースできておらず、回転効率が下がり、回転数も低下します。

そのため当然のごとく、球速も上がってきません。

いくら、フィジカルトレーニングを行っても、パフォーマンスアップに繋がりません。

次回は、より『ストレート』の質を高めるお話をしていきます。

お楽しみにしておいてください。

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