今回は投球障害をテーマに、C-I Baseballスタッフが、
臨床現場からの視点、野球現場からの視点から投球復帰と中止の基準について解説します!
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今回のDiscussionで話題になった論文を紹介します。
尽誠学園の下山先生らの研究では、野球の遠投における投距離の増加がパ
フォーマンスに及ぼす影響について検討されております。
今回私たちがディスカッションした内容と併せ、とても興味深いデータになりますのでご参考ください。
1 ) 20-40m(Sゾーン)における遠投は、水平方向のボール初速度の発揮が強調されることからスピード・トレーニングとしての意義を有する。
2 ) 20-40mにおける遠投では、「投射角を可能な限り抑えるように」と指示することで水平方向のボール初速度が増加する。
3 ) 50m-60m(Mゾーン)における遠投は、ボール初速度の増加は抑制される一方で投射角が増加することから、スピード・トレーニングとして適切ではない。
4 ) 70-80m(Lゾーン)における遠投は、ボール初速度が最大となる可能性が高く、またSゾーンおよびLゾーンとは異なる投動作であることが示唆されるため、スピード障害破壊法としての意義は大きい。
※引用|下山優 他:野球投手におけるスピード・トレーニングとしての遠投の意義:コーチング学研究 第27巻第 1 号、59~66.平成25年11月
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