新チームで構成するトレーニング‐投手編‐【トレーナーマニュアルvol.18】

新チームで構成するトレーニング‐投手編‐【トレーナーマニュアルvol.18】

C-I Baseballの現場編を担当する佐藤康です。
今月のトレーナーマニュアル現場編では
「新チームでのトレーニング」
CIB代表・増田稜輔氏との2部編成でお伝えしていきます。

私の前回のnote(8月配信)では「夏休み時期のトレーニングプログラム」と題し、大会期間までの限られた時間でどのような関りをしていくのかについてお伝えしてきました。

https://note.com/embed/notes/na18c09ac7629

9月のこの時期は中学・高校生では
新人戦が開催されることが多いのではないでしょうか。

また、新人戦敗退後は
・来年春まで大きな大会がない
・週末に練習試合がある
⇒大会出場メンバー以外の選手も試合に出る機会が増える

など、多くの選手が実践機会が増えていく時期であると思います。

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そのため、実践機会が増える
+来年春・夏までのカラダをつくることが求められてきます。

今回、私は投手編として内容をまとめていきます。

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新チームで考えるピリオダイゼーション

はじめに、トレーニングの実際の方法を解説していく前に、トレーニングを構成する計画についてまとめていきます。

|ピリオダイゼーション
スポーツ選手が、1年のうちで最も重要な試合に、コンディションをピークの状態で望むために、トレーニングの内容を変化させること

上記にあるように、ピリオダイゼーションとは最も重要となる試合(ピーク)に対して競技の日程を見据えたトレーニングのプログラム方法をいいます。

つまり、年間を一つの周期として、サイクルの中で期分けをしていきます。
主に学生野球では、図のように4~10月が大会期・試合期であり、12月~2月はトレーニングを強化していく期間、その他間の期間は移行期となります。

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これらをもとに現在の期間と目標設定をしていきます。

まず、年間のゴールを
最後の夏季大会(中学であれば総体、高校であれば選手権大会)とします。

その中で、
「現在がどの期間にあたるのか。」
「年間の目指す目標に対して現在の位置に何を目指していくのか」
について考えていきます。

詳細はコチラ

https://note.com/embed/notes/nb0338ee05cf5

では9月はどのような期間でしょうか。
9月は7,8月から新チームが開始し、大会までの短期間のため、実践練習が中心となり、トレーニングに割ける時間は多くなく、コンディションメニューが中心であるところが多いかと思います。

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そのため、教科書的には1年間を1周期としてサイクルを構成していきますが、実際の関わりでは年間にある3大会をそれぞれピークとして考えています。

これらは大会前の状況がすべて異なり、
その時期・状況に応じた対応が求められます。

<中・高生の学生野球の例>
夏季大会で最上級生が卒業し、下級生のチームとなる初の大会
→秋季・新人大会
冬の準備期を経て、カラダの大きさにも変化のある
→春季の大会
年間の集大成である
→夏季大会・総体

中学野球のためのピーキング

https://note.com/embed/notes/na1b262dddd50

▶高校野球のためのピーキング

https://note.com/embed/notes/n9c28e4536728

▶大学野球のためのピーキング

https://note.com/embed/notes/n3cd3c46969e5

トレーニングを組み立てる前に

先述したピリオダイゼーションやトレーニングの具体的なメニューを考えていく上で、「目標設定」がポイントになります。

なにを目標にするか?
目指す投手像とは?

これを新チームのテーマとすることで
具体的なメニューの指針となります。

チームの大会での勝利を目指す上で、
勝てる投手にするためには、何が必要でしょうか?

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上記の他、スタミナや球速、コントロール(制球力)などの
要素が挙がってくると思います。

では、これらのパフォーマンスに
必要な要素はなにが挙げられるでしょうか?

トレーニングを構成する体力特性

トレーニングを計画する前に、
その選手・チームが
「どんな要素が弱いのか」
「トレーニングにはどんな要素があるのか」

を整理しておく必要があります。

ここが抜けてしまうと、感覚的なメニュー計画・構成になってしまい、自分に合ったトレーニングかどうかの判定がわからなくなってしまいます。

また、ありふれたトレーニング内容の中からなにをピックアップすべきか?トレーニングの本質を理解せずに、「プロ選手が最近やっているから、取り入れている」などということも生まれてしまい、実際その選手にとって過負荷となり、ケガをきたす可能性があるかもしれません。

そのため、まず基礎的なところから整理します。

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