C-I Baseballの佐藤康です。
今回のテーマは「オフシーズン」ということで、CIB代表・増田稜輔氏と2回にわたって配信していきます。
野球選手のオフシーズンは各世代のカテゴリーによってさまざまですが、12月~2月までの冬季期間はトレーニングに占める時間が多く、実践練習よりもトレーニングに割く割合の多い期間になると思います。
オフシーズンのトレーニングと聞くと、ランニングメニューを中心とした「走り込み」をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
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走り込みの是非は昨今その効果についてさまざまな意見が挙がっておりますが、どのようなラントレーニングが野球で求められるのか?その目的が重要であると思います。
今回はオフトレーニングで実践する現場も多い「ラントレーニングの選択」についてまとめていきたいと思います。
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オフシーズンのカラダづくり!なにを強化すべきか?
そもそもオフシーズンとは
どれくらいの期間を指すのでしょうか?
中学・高校生の野球を例に考えていきます。
高校野球は高野連(高校野球連盟)より、
対外試合をできる期間が定められています。
およそ、12月~3月初旬までの約3か月間、
他校との試合が禁止されています。
そのため、特に12月・1月は体力強化を図るチームも多いと思います。チームによっては11月を移行期として徐々に強化メニューに移行していくチームもあると思います。
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野球選手として個人・チームの目標を
明確にした体力づくりを行うことが大切です。
野球に求められる体力強化
トレーニングプログラムを構成していく上で、やみくもに重い重量を挙げたり、長い距離を長時間走り込む、というのは野球に求められるのかというとそうではありません。
昔の練習では試合ができない期間はとにかく走れ、走り込みは精神力の強化などとして、長時間のラン中心のメニューをこなす、といった背景がありました。
きつい練習を乗り切ることで、体力が強化され、疲労がある中奮い立たせることで強くなることはあるかもしれませんが、冬季練習でのオーバーワークによる選手のケガが生まれてしまうことは否めません。
先述しましたが、ラントレーニングを全て否定するのではなく、目的に応じたプログラミングが必要であると思います。
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そのため、
野球の競技特性に合ったアプローチ(トレーニング)が求められます。
野球の競技特性は、
投手が投げて打者が打たなければそれで終了、
長くても10-20秒程度でワンプレーが終わる競技です。
実際に投手では2秒・野手では5秒程度での一瞬での強い力が求められます。
すなわち、高強度の瞬発的な動きを
投球数の分だけ動ける能力が必要となります。
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1試合の中で、後半に体力の問題によりパフォーマンスが低下するのであれば、それに対したアプローチが必要となります。連戦が続く大会期(試合期)では尚更求められる部分です。
ここで大事なことは瞬発的な動きの繰り返しです。
▶高強度な瞬発的なパワー
▶試合で発揮できるパフォーマンスの持久力
▶強度の高い動きに対し壊れない体の柔軟性
などが挙げられると思います。
反対に、少ない力で多い回数の運動やローペースな動きを淡々と繰り返す運動は野球に特化した動きとは言えないないことです。そのため、一定のペースで長く運動を続けることが、野球に優先されるトレーニングというとそうではないことがわかります。
鍛え方(トレーニング方法)で筋肉の発達の仕方も変わるため、適したトレーニングの選択が求められます。
なぜラントレーニングをするのか?
ここで今回の本題となるラントレーニングについてまとめていきます。ラントレーニングにはさまざまあり、その目的効果もさまざまです。
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