投球障害を足部から改善するための現場でできる横足根関節インソールパッド編【トレーナーマニュアルvol.25】

投球障害を足部から改善するための現場でできる横足根関節インソールパッド編【トレーナーマニュアルvol.25】

C-I Baseballの須藤慶士です。足部を担当しております。

足部×投球のテーマで第5回になります。今回のテーマは『横足根関節のインソールパッド』です。

インソールは痛みを取ることも可能ですし、動作改善も可能です。

インソールを作製した事がない方でも評価ができれば後は貼付位置はnoteを参考にしていただければ実際に使えるように記載しております。

前回までの距骨下関節のインソールパッドからお読みいただけると繋がってくるので臨床でも現場でも使えると思います。

↓↓↓距骨下関節インソールパッド編↓↓↓

https://c-ibaseball.com/wp-admin/post.php?post=2932&action=edit

以下本文

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なぜ横足根関節を評価するのか?

横足根関節は距舟関節と踵立方関節から構成されています。
横足根関節は『縦軸』『斜軸』の二つの軸が存在します。

縦軸:回内  回外
斜軸:底屈−内転       背屈−外転

それぞれの軸が距骨下関節の動きと連動することで足趾へ力が伝わっていきます。
この『縦軸・斜軸』でどのくらいの可動性があるのか?どのような動きをするのか?
これらを徒手(非荷重位)で評価することで動作時における横足根関節の動きを把握することができます。

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距骨下関節と横足根関節の関係

OKCでは以下の連鎖が見られます。

距骨下関節回外位→横足根関節強固→一列可動性減少
距骨下関節回内位→横足根関節柔軟→一列可動性増大

CKCでは距骨下関節の肢位により横足根関節・足趾機能は変化します。

横足根関節が柔軟な場合(横足根関節回内位)
距骨下関節が回内→横足根関節の可動域で補償可能

横足根関節が強固な場合(横足根関節回外位)
距骨下関節が回内→横足根関節回内可動域では補償不可→下腿の内捻や膝外反で代償

 *骨盤の内方移動や体幹の側屈で代償することもある

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距骨下関節の肢位・動き(歩行時)

Loading Responseで最大回内位になります。

回内になることで横足根関節を柔軟な状態にして地面の形状を把握し対応しやすいようにしています。

Mid stance以降は距骨下関節回外方向への動きが起こります。回外にすることで足部全体を剛体にして蹴り出しを行いやすいようにします。

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横足根関節の肢位・動き(歩行時)

距骨下関節回内位では、横足根関節は柔らかくなるので可動性が向上します。
歩行時ではLoading ResponceからMid stance前半までの相です。
足圧中心は第5趾に向けて移動します。

この時、横足根関節斜軸は背屈・外転、縦軸回外します。この動きにより足圧中心は外側に移動しやすくなります。

距骨下関節はMid stance〜回外位になります。
それに伴い横足根関節も斜軸は底屈・内転、縦軸回内します。

この肢位になることで全体を剛体として蹴り出しがしやすい状態になっていきます。

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荷重位では足部は崩れやすい

上記に記載したものは正常な動きです。

しかしほとんどの足部は正常な状態ではありません。

距骨下関節や横足根関節の機能が崩れるために足部や下肢などに疼痛が出現します。

機能を正常に動かすにはインソール が有効な手段です。

その正常とは、

それぞれの足に存在する『中間位』の事です。

そしてインソールをするにも中間位評価をそのまま使います。

投球時のKnee-in

トレーニングしてもなかなかKnee-inが改善しない選手を経験した事があると思います。

そのような場合は考えられることはステップ足が距骨下関節・横足根関節ともに回外位である事が予測できます。


接地とともに距骨下関節・横足根関節で回内の動きがあればいいのですが、それぞれで補償できずに下腿が内側に傾いてしまいます。

投球時のKnee-inがある選手は足部評価をしてみましょう。

スライドの選手は投球時Knee-inがみられました。そこでフォワードランジからのKnee-in、Knee-out評価をしました。

スパイクにはインソールを作製しました。足部が機能すると足底全面接地しながらKnee-outができます。

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距骨下関節・横足根関節・足趾が機能したために足部からの回外、下腿外旋がしやすくなり、股関節外転・外旋可動域が向上しました。

この動きができると、リリースからフォロースルーにかけて骨盤の回旋可動域が向上し肩関節にかかるストレスも軽減します。

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横足根関節評価 判定基準

横足根関節判定基準

距骨下関節指標中間位評価に対してMP関節のラインで判断します。

距骨下関節指標中間位よりも
●MP関節が回内するなら『横足根関節回内位』
MP関節が回外するなら『横足根関節回外位』
並行なら『横足根関節中間位』

と判断します。

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評価手順

https://note.com/embed/notes/naf3c7b57608c →Blog リンク貼る

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横足根関節 評価方法

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距骨下関節指標中間位の評価方法は過去の記事をご参照ください。

https://note.com/embed/notes/nb4b48916c110→Blog リンク貼る

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横足根関節 縦軸回内時 注意点

距骨下関節指標中間位でのホールドができないと横足根関節縦軸回内した際に、横足根関節は柔らかい状態になります。

色々な足部評価をした際に評価が『横足根関節回内位』になってしまう場合は、距骨下関節指標中間位でのホールドが不十分の可能性が考えられます。

間違った評価になるのとアプローチの方向性が変わってしまうので、パフォーマンス低下もしくは痛みが強くなる可能性があります。

ですから、横足根関節評価の際は距骨下関節指標中間位のホールドを意識してください。

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この後に評価からの横足根関節インソールパッドをご紹介いたします。

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