パフォーマンスを上げるためのHip hinge を構築する方法〜実践編〜【トレーナーマニュアルvol.61】

パフォーマンスを上げるためのHip hinge を構築する方法〜実践編〜【トレーナーマニュアルvol.61】

こんにちはC-IBaseballの増田です。
いつも【トレーナーマニュアル】をご購読頂きありがとうございます。
野球現場で活動するトレーナーの方、これから野球現場に出たい方、臨床で選手の対応をしている方のお役に立てればと思います。

トレーナーマニュアルは現場編・臨床編の両側面の内容を毎週配信しています。

前回の内容

前回はHip hingeの理論について解説していきました・
・HIp hingeとは

画像

HIp hingeとは
Hip→股関節 hinge→蝶番
言葉の意味から考えると「股関節が蝶番に動く」という意味になります。
もう少し深く考えると
股関節→骨盤と大腿骨なので
大腿骨上を骨盤が蝶番に動くことを示します。

このHip hingeは野球パフォーマンスにおいてなぜ必要なのか?
・構造的観点
・力学的観点
・野球パフォーマンスとの関係性
3つの観点から解説していきました。

前回の内容を知りたい方はこちらからご覧ください。

今回はHip hinge trainingの実践編をお伝えしていきます。
どのようにHip hingeを構築していくのを解説します。

Hip hingeを構築するための要素

Hip hingeの構成要素について整理していきましょう。
Hip hingeは前屈とは異なり、脊柱の湾曲を維持した状態で
大腿骨上を骨盤が前傾方向に動きます。
そのため、後面筋の柔軟性だけでなく、関節機能や上半身質量のコントロールが必要になります。

Hip hingeを構築するための要素
・股関節屈曲
・骨盤前傾
・上半身質量のコントロール
・機能の統合

ここから先は「どのようにして各要素を構築するのか?」を解説していきます。

股関節屈曲を構築する

画像

Hip hingeを行う際の股関節の屈曲には
骨盤前傾と股関節内旋運動連鎖として生じます。
また、上半身重心の前方移動に伴う、骨盤の後方移動が生じます。
骨盤の後方移動に制限が生じると、上半身重心の前方移動制限を引き起こし
結果として腰椎の屈曲性を強めることになります。
そのため、Hip hingeでは下肢後面筋の柔軟性獲得が重要になります。

筋柔軟性を改善する方法

ここから先は有料部分です

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン

CAPTCHA