投球動作に必要な脊柱・胸郭の動きの構築【トレーナーマニュアルvol.85】

投球動作に必要な脊柱・胸郭の動きの構築【トレーナーマニュアルvol.85】

いつも【C-I Baseball トレーナーマニュアル】を購読して頂きありがとうございます!
2023年も野球トレーナーを目指す方、現在野球現場で活動されている方にとって有益となる情報を配信していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します!!

2023年最初のトレーナーマニュアルでは、
2022年のC-I Baseballの活動内容のご報告と
11月に行った「C-I Baseballオフライン勉強」で私が講義した
「投球動作に必要な脊柱・胸郭の動きの構築」について
セミナーの様子を交えながら解説していきたいと思います!

投球動作に必要な脊柱・胸郭の動きの構築

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2022年11月13日にC-I Baseballではオフラインでの勉強会を開催し
私は「投球動作に必要な脊柱・胸郭の動きの構築」についてお話させて頂きました。

今回のトレーナーマニュアルでは特別版としてC-I Baseball-I Baseballオフラインで勉強会で話した内容を紹介させて頂きます!

また、勉強会の様子を一部公開しますので、C-I Baseballのメンバーがどのように学んでいるのかを知ってもらえれば幸いです!

投球動作時の脊柱・胸郭の動き

今回は脊柱・胸郭の運動の中でも「側屈」をテーマに話していきます。

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・投球動作時の脊柱・胸郭の動きのイメージ

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投球動作をイメージすると脊柱と胸郭は「矢状面+水平面」の動きで構築されているように見えます。
実際に私もそのようにイメージし脊柱の屈曲⇔伸展機能の改善や構築、水平面での動きのコントロールなどを中心に選手にトレーニングを指導していました。

SNSなどのトレーニング情報を見ても、屈曲⇔伸展系や回旋系のエクササイズが散見されており、多くの選手がトレーニング取り入れています。

しかし、指導していく中で「矢状面+水平面」の機能が向上したにも関わらずパフォーマンスへ転換していないケースを経験します。

そのような場合、前額面要素である側屈機能の獲得が不十分であると考えています。
つまり、投球動作においては、一見「矢状面+水平面」の動きに見えますが
獲得する機能としては「矢状面+水平面+前額面」の3平面の動きとなります。

なぜ側屈機能が必要なのか?

・脊柱のカップリングモーション
脊柱の3平面における動きは、それぞれの面の動きが独立するわけではなく協調的に動くとされています。
特に「側屈と回旋」の協調的に動きはカップリングモーションとして捉えられています。

胸椎のカップリングモーション

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