元プロ野球トレーナーが教える 投球の変化量について

元プロ野球トレーナーが教える 投球の変化量について

投球の変化量について

今回は、投球の「変化量」についてお話しします。

現在、野球の現場では通常のスピードガンだけでなく、ラプソードやトラックマンなどのトラッキングシステムが浸透してきています。

球速だけでなく、回転数や回転軸、変化量など、さまざまなデータを確認できるようになりました。

一方で、
「変化量の数字は、どう見ればいいのか?」
「ストレートと変化球の違いを、どう評価するのか?」
「測定したデータを、投球の改善にどうつなげるのか?」

といった部分は、まだ分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

私自身も2022年からラプソードを所有し、500人以上のピッチングデータを測定してきました。

今回は、その経験も踏まえながら、投球の「変化量」をどう捉え、どう活用していくのかをお伝えします。


変化量は、何を表しているのか?

まず知っておきたいのが、変化量の基準です。

記事の中では、ラプソードの表示について、次のように説明しています。

「この図の(0,0)の原点が、ボールが全く回転していなければここに到達するというところです。」

野球を経験していると、ストレートを基準にして、そこからどれくらい曲がるか、落ちるかを考えたくなるかもしれません。

しかし、トラッキングシステムで表示される変化量は、必ずしもそのイメージと同じではありません。

ここを理解しておくことで、ストレートや変化球のデータの見方が変わってきます。

また、測定機器によってデータの算出方法が異なるため、数字をそのまま受け取るのではなく、何を基準にしたデータなのかを知ることも大切です。


球種の違いを、データから見る

今回の記事では、実際の投手のデータを使いながら、ストレート、スライダー、カーブ、2シームなどの変化量についても解説しています。

例えば、

「スライダーとカーブの変化量がほとんど変わらない」という場合。

球種の名前は違っていても、実際には似たような変化になっている可能性があります。

記事では、こうしたデータをもとに、

「カーブとスライダーの差がほとんどありません。」

という実例を取り上げています。

では、なぜそのような変化になるのか。

リリースの仕方やボールへの指のかかり方など、どのような部分を見ていけばよいのでしょうか。

単に「もっと曲げよう」とするのではなく、データから投球の特徴を捉え、改善の方向性を考えることが重要になります。


球速だけでは見えない、投球の質

球速は、投手のパフォーマンスを考えるうえで重要な指標の一つです。

ただ、球速が速ければ、それだけで打者を抑えられるわけではありません。

記事の中では、メジャーリーグの投手のデータも紹介しながら、球種ごとの変化量の違いについて考えています。

ストレートと変化球の軌道がどのように違うのか。

それぞれの球種が、どのような特徴を持っているのか。

そして、その違いをどのように投球の改善につなげていくのか。

球速だけでは分からない投球の質を、変化量という視点から見ていきます。


■解説動画

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