柔軟性トレーニング【トレーナーマニュアル44】

柔軟性トレーニング【トレーナーマニュアル44】

柔軟性トレーニング

C-I Baseballの増田稜輔です。
今回は野球選手に必要な
「柔軟性トレーニング」をテーマにお伝えしていきます。

みなさん「柔軟性トレーニング」は何を目的に行っていますか?

ストレッチ3

おそらく
柔軟性トレーニング=可動域を広げること
をイメージするのではないでしょうか?

みなさんのイメージの通り
柔軟性トレーニングとは
ストレッチやエクササイズを用いて関節可動域を広げるトレーニングのことです。

では、なんのために可動域を広げているのでしょうか?

ブリッジ1



柔軟性トレーニングは
①パフォーマンス向上②障害予防③疲労回復
の3つを目的として行われることが多いです。

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野球現場では
それぞれの目的に合ったトレーニングを選択していく必要があります。

今回のnoteでは野球現場で活用するための
「柔軟性トレーニング」
基本的な分野から実際のトレーニング方法について解説していきます。

・柔軟性とはなにか?
・柔軟性トレーニングをする目的
・トレーニングの方法と効果
・柔軟性トレーニングの選択方法

柔軟性とは?

まずは柔軟性について解説していきます。

柔軟性
対象となる関節が適切な可動範囲で動作を行えること

柔軟性は可動域で示され、
静的柔軟性と動的柔軟性の2つの要素を持ちます。

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静的柔軟性
受動的な可動範囲
随意的筋活動を利用せず外的な力によって伸張される範囲


動的柔軟性
能動的な可動範囲
随意筋活動を必要とし静的柔軟性よりも広い可動範囲がある

野球において、柔軟性を高めることは
①パフォーマンスの向上②障害予防③疲労回復の観点から
重要な要素であり各目的によって求められる柔軟性が違います。

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パフォーマンス向上に必要な柔軟性

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パフォーマンスを向上するための柔軟性では
単純に関節可動域が広ければ良いわけではありません。
野球動作の様に投げる・打つ・守る・走るといった多様な動きに対応するには競技に適した柔軟性が必要です。

野球においてパフォーマンスを発揮するシーンでは
瞬間的なパワーを必要とする場面が多いです。
瞬間的なパワーを生み出すには柔軟性と筋活動が必要になります。

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野球動作に適した柔軟性があることで
動作効率性や正確性が向上します。
筋活動を起こることで関節へのブレーキング作用が働き
筋の張力により強い力を生み出せます。

つまり
パフォーマンスを上げるには
筋活動を伴った柔軟性の獲得が必須であり
動的柔軟性=動的なストレッチやエクササイズを選択する必要があります。

障害予防に必要な柔軟性

野球による障害発生には2つに分類されます。
・動作不良による障害
・筋伸張性低下による障害

動作不良による障害発生を予防

野球における障害で最も多い投球障害は
動作不良によって発生するケースが非常に多いです。
その主たる原因は柔軟性低下によるものです。
・投球動作に必要な可動範囲が獲得出来ていない
・関節機能が低下している
・関節運動の制御が行えていない
などの投球に必要な柔軟性機能が破綻しているケースがほとんどです。
そのため投球動作に必要な柔軟性の獲得が必要になります。

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動作不良による障害発生には動的な柔軟性が必要です。
理由としては
野球動作は関節に対し瞬間的に強いパワーが加わります。
この際に過度に関節柔軟性が高いと動作制御が行えずに関節負荷が強まり諸発生を引き起こします。

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つまり
関節運動を制御するには受動的な制御ではなく
能動的な制御が必要であり、動的な柔軟性を獲得を選択します。

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