投球障害肘に対する評価・アプローチ【トレーナーマニュアル7】

投球障害肘に対する評価・アプローチ【トレーナーマニュアル7】

C-I Baseballの評価・アプローチの発信を担当する須藤慶士です。

臨床では評価を大切にしております。評価が確かなものでないと原因に対するアプローチをすることができません。

局所評価だけでなく全体の評価を行うことも大切です。

臨床での経験を元にした評価とアプローチを発信していきたいと思います。 

はじめに

復帰までの流れ

肘関節に痛みを感じたらただ安静にして2〜3週間後に復帰する。

しかし、安静にするだけでは再発の可能性があります。

それはなぜか?

投球障害肘が起きた原因が肘だけではなく他の何処かにもあるからです。

原因は何か?

筋肉?靭帯?アライメント?可動性?投球フォーム?

臨床では、それを確かめ問題点に対してアプローチする。

そして現場へバトンタッチします。

今回は私が臨床で行っている評価とアプローチを紹介したいと思います。

病態については、小林弘幸先生の記事を参照

局所評価

圧痛
外反ストレステスト
離断性骨軟骨炎(OCD)

圧痛

評価(圧痛点)
内側:内側上顆、内側側副靭帯(前部繊維、横部繊維、後部繊維)、上腕骨滑車、
 ⇨靭帯損傷、炎症、剥離骨折
外側:外顆、橈骨頭、輪状靭帯、腕尺関節、外側側副靭帯
 ⇨変性、肥大、靭帯損傷、炎症
肘頭:肘頭、上腕三頭筋腱        
 ⇨疲労骨折、変性、骨極形成、滑膜炎

内顆周囲、外顆周囲、橈骨頭周囲、肘頭周囲に圧を加えて評価します。

できるだけ点で圧を加えます。

内側圧痛動画

ここから先は有料部部です。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン

CAPTCHA