C-I Baseball の須藤慶士です!
2022年6月よりC-I Baseball【トレーナーマニュアル】は3シーズン目に突入します!今日までたくさんの方にご購読頂きスタッフ一同感謝しております。今後ともよろしくお願い致します。
3シーズン目は「実践力」をテーマに記事を配信していきます!
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私が配信する記事は『投球相・打撃相に分けた 投球動作×足部』です。
- 投球時の足部の動き
- 足部崩れによる投球時の不良動作
- 投球相に合った足部エクササイズ
足部は地面に接している唯一の部位です。
足部が安定することで下肢からの良好な運動連鎖が行われます。
その足部でも重要なのが『距骨下関節』です。
選手の距骨下関節の構造は左右異なります。
理想の投球時の軸足・ステップ足それぞれの距骨下関節の動きを把握し、選手の足部評価を行うことで動作の崩れを予防や変えることができます。
私が担当する『投球動作×足部』の今後の発刊予定です。
投球・打撃におけるそれぞれの相における足部の理想の動きや、足部から起こる不良動作、足部エクササイズをご紹介します。
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投球時足部の肢位と動き
投球動作の構えは以下の4通りです。
①捕手に対して正面を向き両手を頭の上に振りかぶる
②捕手に対して正面を向き胸の前で両手を構える
③捕手に対して正面を向き下腹部の前で両手を構える
④セットポジション
今回は④セットポジションのPreparation(構え)からWind-upまでをご紹介いたします。
セットポジション
Preparationは静止立位です。この状態から動作が始まります。
Preparationが安定していないとWind-upでは片脚立位になるためにバランスが崩れ余計な動作が起こります。
この相で両足とも動きやすく安定した肢位になっていることが大事です。
Wind-upではPreparationからの重心移動を軸足で支えてからEarly cockingに向けて捕手方向へ重心を切り替えなければなりません。
投球を行う上でPreparation〜Wind-upで安定することはとても重要です。
距骨下関節の肢位
距骨下関節肢位は中間位・回内位・回外位の3通りあります。
距骨下関節には回内・回外を分ける『中間点』があり、その肢位は左右により中間位は異なります。
私は非荷重位(OKC)で評価を行います。
異なる中間位の評価方法は過去の記事をご参照ください。
投球時の距骨下関節・横足根関節
投球時、軸足と踏み込み足の機能は異なります。
軸足:バランスを取る→蹴り出す
踏み込み足:加速した身体を支え、踏ん張り、力を逃す
軸足の機能はセットポジションで両足の支持基底面内にある重心を軸足に移動しバランスをとることや、Wind-upから捕手方向へ重心を移動するために足部を硬め蹴り出す役割があります。
踏み込み足は軸足から移動してきた身体を支えて踏ん張り、上半身の力を逃すようにしなければなりません。
上記の動きが足部で出来れば重心移動や上行性の良好な運動連鎖が遂行可能となります。
次のスライドの足部の肢位と動きは私の経験からの考えを表にしました。↓↓↓
Preparation 理想の足部肢位
Preparationの軸足の機能
静止立位に似ている状態です。この時の距骨下関節は指標中間位では中間位が理想です。
- 前後にふらつかない
- Wind-upに向けて両足の支持基底面内にある重心を軸足に移動しバランスをとれるような状態にしておく
回内位だと足趾が使いにくい状態になり前後バランスが低下します。
回外位だと足部を硬めてしまうため、Wind-upに向けて重心移動しにくい状態になります。
Wind-upに向けて重心移動した瞬間に回外に動くと運動連鎖によりバランスが安定します。
Wind-up 理想の足部肢位
Wind-upの軸足の機能
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