C-I Baseballスタッフの高橋塁です。
今回から定期的に、私の担当で各カテゴリーの『チームトレーナー活動』についてにこちらのNOTEにてお伝えしていきます。
まずは、私の自己紹介から。
現在、私は学童野球にはじまり、中学硬式、高校野球、大学野球のチームトレーナーを務めています。
このような経験から各年代ごとにトレーナーとしてどのように関わっているかを紹介していきたいと思います。
私が過去にNPB(プロ野球)でトレーナーをしていた経験から、プロ野球選手と接するように、各年代のアマチュア選手にも同じように接しているわけでもありませんし、各年代でいろいろとアプローチは変えていっています。
まずは、今回は学童野球(小学生)を対象としたトレーナーとしての関わり方を紹介していきたいと思います。
過去の記事の復習にはなりますが、学童野球(小学生)のカテゴリー指導する上でまずは、理解しておくべきことを列挙していきます。
未成年世代へのアプローチで、まず、理解しておくべきことは
「スキャンモンの発達曲線」
です。
過去の記事の復習にもなりますが、まずは、ご一読ください。
スキャンモンの発達曲線
子どもの成長は『スキャモンの発達曲線』で表されます。
これを踏まえて、
発達が著しい時期にその機能を伸ばすトレーニングを行っていくことが重要となります。
また、学童野球のクライマックスは小学5年~6年(10~12歳)にかけてです。
この年齢こそ、
『ゴールデンエイジ』
と言われています。
|ゴールデンエイジ理論
それぞれの期間に伸ばすべき身体能力を示したものです。
| プレゴールデンエイジ(5~8歳)
動作の基本と感覚を身につける時期。
脳や神経の発達が著しい時期。バランスや調整力、動体視力なども養われる。
多種多様な遊びやスポーツによって、さまざまな動作を経験させることがよい。
| ゴールデンエイジ(9~11歳)
運動の技術とセンスを習得する時期。
運動能力が最も大きく伸びる時期。
基本動作の習得や基礎体力の向上に適している。神経系が発達しているので動作の習得が早い。
| ポストゴールデンエイジ(12~14歳)
技術のレベルを維持し、さらに磨きをかける時期。
神経系がほぼ完成し、技術習得の速度が鈍るので、これまで習得した技術のレベル維持と質的向上を図る。
思考力や精神力、集中力を高め、考えた動作を促す。
トレーニングで求めるフィジカル要素
これらを踏まえて、成長期の選手にはカラダの成長の特徴に応じたトレーニングデザインが求められます。
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